"金銭面無視できるなら住みたい街"は!? 1位は東京都のあの街--決め手はアレ

オウチーノはこのほど、「金銭面を気にしなくてよいなら『住みたい街』ランキング」を発表した。同ランキングは、首都圏在住の20歳～50歳の男女557人を対象に同社が実施した「『住みたい街』に関するアンケート調査」の結果を元に算出された。調査期間は9月17日～18日。

「家賃や住居費、生活費といった金銭面を気にしなくてよいなら住みたいと思う街」をたずねたところ、1位は「吉祥寺駅」に。2位には「横浜駅」、3位には「新宿駅」が続いた。

「吉祥寺駅」を選んだ理由については、20.4%が「交通の利便性がよいから」と回答したほか「通勤・通学に便利だから」「商店街が多いから」「自然が多いから」と答えた人が同率で16.3%となった。

「横浜駅」については、「交通の利便性がよいから」が28.1%、「商業施設が多いから」が25.0%となった。「新宿駅」では、38.7%が「交通の利便性がよいから」、25.8%が「通勤・通学に便利だから」、16.1%が「商業施設が多いから」と回答した。

次に、現在の住まいの最寄駅を選んだ理由と、金銭面を気にしなくて良いなら住みたい駅を選んだ理由を比較した。最も回答率に差が出たのは「商業施設が多いから」で、現在の住まいの最寄駅を選んだ理由では4.9%であったのに対し、「住みたい駅」を選んだ理由では16.2%と3倍近い差が出ている。

「金銭面を気にしなくてよい」となると回答率が上がる項目は、「商業施設が多いから」「交通の利便性がよいから」「商店街が多いから」「医療機関が整っているから」「教育施設が整っているから」となった。

逆に回答率が下がる項目は、「家賃相場が安いから」「実家に近いから」「通勤・通学に便利だから」「治安がよいから」「親戚の家に近いから」「自然が多いから」といったもの。金銭面を気にする必要がない場合、「商業施設の多さ」が街選びのポイントとなっていることがうかがえる結果となった。