日本生活協同組合連合会は10月6日、「小中学生のお手伝いに関する調査」の結果を発表した。調査は8月28日~31日、長子が小中学生の20代~50代の女性1,000名を対象に行われた。

「子どもが料理のお手伝いをすることは、子どもの将来の恋愛や結婚における以下の点において、どの程度効果があると思うか?」

調査では「料理のお手伝いが、将来の恋愛や結婚に活かされることを期待している親もいるのではないでしょうか」とし、お手伝いが子どもの将来の恋愛や結婚にどの程度効果があるかについても聞いている。

婚活にも結婚生活にも効果がある!?

恋愛に関する項目について、「効果がある」(「非常に効果がある」「やや効果がある」)と回答した割合をみると、「将来、モテる」では62.8%だった。続いて、「将来、女子力が高くなる(男の子の場合は女子力男子になる)」では67.5%、「将来、好きな人の胃袋をつかめるようになる」では56.5%となった。

結婚相手探しに関する項目についてみると「効果がある」の割合は、「将来、パートナーとしてふさわしい人を見る目が養われる」では58.2%、「将来、婚活で有利になる」では58.0%だった。「いずれも6割弱と、結婚相手探しにも、お手伝いで料理の腕を磨いておくことが有効だと考える方のほうが多い結果となりました」と同調査。

結婚後の項目について「効果がある」の割合をみると、「将来、家事をがんばる人になる」では65.7%だった。また「将来、結婚後にパートナーにガッカリされない」では69.9%と、今回挙げた項目の中で最も高い割合となった。「将来、結婚したら円満夫婦になれる」では62.8%に。

調査では、「わが子が将来、パートナーと仲良く過ごすには、料理のお手伝いをさせておくことは大事だと考える親が多数派であることがわかりました」とコメントしている。

教育熱心なママほどお手伝いの効果に期待

自身を教育熱心だと考えているママの回答をみると、全ての項目において、自身を教育熱心ではないと考えているママよりも、「効果がある」の割合が10ポイント以上高くなった。

最も割合の差が大きいのは「将来、結婚したら円満夫婦になれる」で、「効果がある」の割合は、教育熱心ではないママが53.9%であるのに対し、教育熱心なママは71.7%となり、17.8ポイント差に。

次いで割合の差が大きいのは「将来、婚活で有利になる」で、「効果がある」の割合は、教育熱心ではないママ50.3%、教育熱心なママ65.7%と、15.4ポイント差だった。教育熱心なママほど、子ども時代に料理のお手伝いをしておくと、婚活や結婚生活を順風満帆に進められると考えているようだ。