JR東日本は10月2日、同社が展開するリゾート列車「越乃 Shu*Kura(コシノ シュクラ)」のサービス内容を一新して運行開始した。

新潟の地酒と食を楽しめるリゾート列車「越乃Shu*Kura」

「越乃Shu*Kura」は新潟の地酒と食材をコンセプトにした3両編成のリゾート列車で、2014年春に誕生した。4人掛けのボックスシートや2人掛けで海側の景色を眺めるシートを用意したびゅう旅行商品専用車両(1号車)では、沿線各地季節の食材を調理したおつまみとオリジナル地酒を楽しめるメニューを提供する。

今回のリニューアルでは、車内で提供する日本酒や料理の監修者として米の酒研究家・山本洋子さんを起用し、メニューを一新。ピリ辛味の"かんずり旨辛麹(うまからこうじ)"や、"南蛮海老"、するめいか、サバ、海藻などを盛り込んだ「おつまみごはん」仕立ての料理を提供する。

また、基本コースで提供する日本酒も、「越乃Shu*Kura」オリジナル大吟醸と、純米吟醸酒「酒米菊水 純米大吟醸」のおちょこサービスとの2本立てに刷新。日本酒に加え、吉乃川蔵元の仕込み水「天下甘露泉(てんかかんろせん)」もペットボトルで用意する。

「おつまみごはん」仕立てのオリジナルメニュー

「越乃Shu*Kura」2号車でもバージョンアップを行った。同車両のサービスカウンター「蔵守~Kuramori~」では、新潟の銘酒の利き酒を体験できるほか、「鮭三兄弟」や「炙りしめ鯖」など山本さんが精選したおつまみも販売する。

2号車の「蔵守~Kuramori~」

また、11月29日までの期間には、ジャズやクラシックの生演奏イベント「音で奏でる秋の調べ」も開催。新潟の酒蔵の話を聞きながら地酒を試飲する「酒蔵イベント」などのイベントも日替わりで実施する。

そのほか、10月9日、16日、30日に「越乃Shu*Kura」を利用すると、新潟県酒造組合高田支部15蔵の日本酒を集めた「かがやき壱號 蔵巡りセット」の中から、1人につき1本(1合瓶)の日本酒がもらえる企画も予定している。