土屋太鳳がWOWOWで2016年春にスタートする東野圭吾原作の連続ドラマ『カッコウの卵は誰のもの』で主演を務めることが5日、明らかになった。
ドラマは「遺伝子」という題材をもとに、 親子二代でトップスキーヤーを目指す父と娘が不可解な事件に巻き込まれながらも真実に近づこうとする姿を描きつつ、親子の絆、血のつながりとは何かを深く問いかけるヒューマン・サスペンス。
NHKの連続テレビ小説『まれ』の後、初の連続ドラマ主演となる土屋は「今回の出演が決まったと聞いた時は、ただただ驚きました。あの深い世界を私がどこまで表現できるのか、今は緊張の思いでいっぱいです。スキーは趣味として親しんできたスポーツで、高校の授業を通して検定を受けた経験もあるので、それを題材とした作品に出演できて本当に幸せです。しかし、トップアスリートの物語ですので、壮絶な努力と精神力を描くためにも厳しい撮影になると覚悟しています。また、物語の重要なテーマの一つに『遺伝子と命』の考え方があり、内容的にも時代的にも重いテーマだと思うので、体と心の両方を研ぎ澄まして撮影に臨みたいと思います」と意気込みを語った。
原作者の東野は「この作品は、私の三大持ち芸である『科学』『スポーツ』『親子愛』を投入した作品です。あのスト ーリーがどのように映像化されるのか、とても楽しみです。また、大好きな雪山のシーンがふんだんに出てくるに違いなく、今からわくわくしています。撮影は困難だと思いますが、無事に果たされることを祈っております」と、早くも映像化に大きな期待を寄せている。