トヨタ自動車は5日、ステーションワゴン「アベンシス」をマイナーチェンジして発売した。内外装を一新するとともに、燃費の向上、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」の全車標準装備などが行われている。
エクステリアは、LEDクリアランスランプと組み合わせた「Bi-Beam LEDヘッドランプ」と大きく力強いロアグリルにより、ダイナミックなフロントマスクを実現。インテリアはインストルメントパネル上部からフロントドア上部へ流れるようなデザインとし、フロント全面を一体化してワイド感を表現した。センタークラスターは意匠も変更され、シャープな印象に。メーターは2つの円筒形状のシリンダーデザインで立体感を持たせた。
シートの形状も変更され、座ったときのホールド性が向上。「Li」グレードは内装色に新色「テラコッタ」を採用し、シート表皮はアルカンターラ+本革仕様、「Xi」グレードは内装色をグレーとし、アルカンターラ+ファブリックのシート表皮とした。
その他、CVTの改良などによって燃費が向上し、JC08モード走行燃費14.6km/リットルを達成。衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」も全車標準装備とした。衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームがセットになっており、レーザーレーダーと単眼カメラを組み合わせた高い認識性能と信頼性により、多面的な安全運転支援が可能だという。
マイナーチェンジした「アベンシス」の価格は、「Xi」グレードが274万3,200円、「Li」グレードが298万3,745円(ともに税込)。