日本初の時刻表の発行から121周年となる10月5日、Googleロゴマークが時刻表をイメージしたデザインにアレンジされた。列車の時刻を色分けすることで「GOOGLE」と読めるように工夫され、日本の昔話にちなんだ駅名・列車名が採用されている。

Googleのロゴマークが時刻表に

Googleロゴマークのアレンジは「Doodle(ドゥードゥル)」と呼ばれ、祝日や記念日を祝うため、「斬新で新しく、また時には自由な手法で」デザインされる。10月5日は「時刻表記念日」とされ、1894(明治27)年の同日、日本初の本格的な時刻表『汽車汽船旅行案内』(庚寅新誌社)が出版されたことに由来しているという。

「時刻表記念日」を受けて公開された「Doodle」は、「足柄山」駅から「竜宮城」駅経由で「月の都」駅に至る「本線・上り」の列車時刻という設定。途中駅の「しょうじょう寺」「かちかち山」「鬼ヶ島」、列車名の特急「ぶんぶく」「こぶとり」「ころりん」「ここほれ」など、日本の昔話を連想させる名称が並ぶ。

「みやこ」発「隠れ里」行の特急「ぶんぶく82号」「ここほれ84号」はともに10月5日運行の臨時列車。日中の特急「こぶとり86号」「ころりん8号」・特急「こぶとり90号」「ころりん10号」は、「みやこ」駅・「足柄山」駅の発車時刻と「月の都」の到着時刻が同一で、終着駅は特急「こぶとり」が「隠れ里」駅、特急「ころりん」が「月の海」駅となっていることから、「みやこ」~「月の都」間は併結運転であることが予想される。

夕方から夜にかけて、「イーハトーブ」駅を18時台に発車する「隠れ里」行の特急「おんがえし8・22号」、「みやこ」発「隠れ里」行の区間快速「かめ6・12号」・快速「うさぎ14・16・18号」も運行。「足柄山」~「月の都」間において、「かめ6・12号」は各駅停車、「うさぎ14・16号」は途中の「鬼ヶ島」駅・「竜宮城」駅に停車、「うさぎ18号」は同区間ノンストップとなっている。

区間快速「かめ12号」は「竜宮城」駅19時0分発・「月の都」駅19時55分着、快速「うさぎ14号」は「竜宮城」駅19時5分発・「月の都」駅19時47分着で、「うさぎ14号」が「かめ12号」を追い越す。ただし、両列車の終着駅である「隠れ里」駅の到着時刻は「かめ12号」が22時15分、「うさぎ14号」が22時45分となっており、「月の都」駅からの区間で再度の追い越しがあるようだ。

その他にも、日中の特急「こぶとり90号」「ころりん10号」と特急「ここほれ12号」(ともに「足柄山」~「月の都」間ノンストップ)も、直前の普通列車より早く「月の都」駅に到着しており、途中で普通列車を追い越すものとみられる。