ジャガー・ランドローバー・ジャパンは9月25日、新型ダイナミック・ラグジュアリーサルーン・モデル「XF」を全国のジャガー正規ディーラーで受注開始した。同日に行われた発表会にて、初のフルモデルチェンジを遂げた新型「XF」が公開された。

ジャガー新型「XF」とジャガーブランド・アンバサダーの錦織圭選手

新型「XF」は先代モデルと比べて全長が10mm、全高が5mm小さくなり、コンパクトなデザインだがホイールベースを50mm伸ばすことでゆったりとした車内を実現している。ボディはアルミニウムを75%使用したモノコック・ボディ構造で、最大190kgの軽量化に成功。ねじり剛性を25%向上させ、安全性も向上した。ランプにはジャガー初のアダプティブ・フルLEDヘッドライトを採用し、テールランプは「F-TYPE」のデザインを継承している。

インフォテインメント・システム「In Control Touch Pro」は、直感的なタッチ操作やホーム画面を自由にカスタマイズできる10.2インチ静電気式タッチスクリーンで、スマートフォンのような操作性に。メータースクリーンにはナビゲーションなどを映し出す「12.3インチTFTインストルメント・クラスター」を装備している。

全長全高を小さくしたことでコンパクトに

インフォテインメント・システム「InControl Touch Pro」

「12.3インチTFTインストルメント・クラスター」でメータースクリーンにナビゲーションなどが映し出される

クルーズコントロールも大きく進化した。滑りやすい路面でもステアリング操作だけで走行できる「オールサーフェイス・プログレス・コントロール」や、車間距離を維持しながら走行する「アダプティブ・クルーズ・コントロール」、縦列駐車や出庫支援をブレーキとアクセルペダルを操作しただけで行える「パークアシスト」など、先進のドライバー支援システムを搭載している。

新型「XF」発表会では、プロテニスプレーヤーの錦織圭選手が登場。「XF」の感想を求められた錦織選手は、「デザインがとてもかっこいいです。とくに正面から見ると洗練されたデザインだとわかります。ジャガーの中でも最軽量だけど、パワフルな動きもできるので、ぜひ実際に乗って体験してみたいですね」とコメントした。

ジャガー新型「XF」とジャガーブランド・アンバサダーの錦織圭選手

軽量なのにパワフルな「XF」と共通点があるのでは? と聞かれた錦織選手は、「僕も飛んでショットを打つときはパワーとバランスを両立しているので、それがXFに共通していると思います。XFは"エア・ジャガー"と呼んでもいいような車です」と、自身の「エア・ケイ」に例えて答えていた。

新型「XF」は、2.0リッター直列4気筒のガソリン・エンジン搭載モデル「XF Pure」「XF Prestige」、3.0リッター直列6気筒のガソリン・エンジン搭載モデル「XF R-Sport」「XF Portfolio」「XF S」、INGENIUM(インジニウム)ディーゼル・エンジン搭載モデル「XF Pure」「XF Prestige」の7モデル(トランスミッションはすべて8速AT)を発売。ガソリン・エンジン搭載モデルは598万~1,105万円、ディーゼル・エンジン搭載モデルは635万~693万円(価格はすべて税込)となる。納車は年明け以降を予定している。