イタリアのドゥカティはこのほど、2016年に9つのニューモデルをラインアップに加えると発表した。中核となるシリーズ第1陣はすでにフランクフルトモーターショーで公開済み。11月17日からミラノで開催される「EICMA 2015」にて、9モデルすべて出展される。
2016年のラインナップは同社史上最大規模となり、マーケットでこれまでにない攻勢をかけるという。フランクフルトモーターショーでは、スーパー・ネイキッドの中でドゥカティ史上最もパワフルという新型「モンスター 1200 R」を発表。160PSのパワーとスポーティなスタイル、スーパーバイクにふさわしい数々のコンポーネントを装備したこのニューモデルは、2016年のラインナップに加わる最初の1台となる。
「EICMA」(ミラノ国際モーターサイクルショー)では、2016年にラインアップに加わる9モデルがすべて出そろう。同社がこれほどの数のニューモデルを一度に発表するのは初めて。うち2モデルは現在のドゥカティにないセグメントのモデルとされ、「これこそが2016年の最大の挑戦になる」としている。
ドゥカティは現在、好調な業績を維持しており、今後の見通しについても楽観しているという。2015年の上半期は22%の成長率と3万2,600台という販売実績を記録。通年でも新記録が達成されることはほぼ確実で、ドゥカティの歴史が始まって以来、一度も達成できなかった5万台の販売実績を超えることも確実な情勢となっている。