ジョブウェブは、2016年度新卒採用実施企業担当者79名を対象に「16卒採用の内定承諾率」「17卒インターンシップ実施」について調査を実施した。調査期間は8月26日~9月3日。
全体の7割が内定承諾率50%以上
8月末までの内定承諾率(内定を出した人数から、すでに就職活動を終えて自社に決めた学生の率)を尋ねたところ、最も多かった割合は「76~100%」(36.7%)だった。次いで「51~75%」(35.4%)で、内定承諾率が50%以上と回答した企業が全体の72.1%だった。
また、採用予定人数が「10名以下」の企業に関しては、内定承諾率が「76~100%」と回答した企業が42.4%と平均を上回っている。
採用スケジュールの変更の影響により、昨年と比べて内定承諾率に変化があったのかどうか聞くと、「内定承諾率は低くなっている」と39.2%が回答した。「あまり変わらない」は36.7%、「高くなっている」は24.1%となっている。
「高くなっている」と回答した企業を採用予定人数別に見ると、「31名以上」が42.1%、「10名以下」では15.2%と採用予定人数別で大きく違いが出ていることがわかる。
17卒採用のインターンシップ、75.9%の企業が実施に前向き
16卒採用活動の8月末までの内定充足率について尋ねると「7割以上に内定を出せる企業」は全体の77.1%だった。採用活動の終了見込みは「すでに終了」している企業が3割を超え、「9月」25.3%、「10~12月」29.1%となった。
17卒採用のインターンシップについて聞くと、「実施中」は30.4%、「実施予定」は21.5%、「できれば実施したい」は25.3%で、合わせると75.9%の企業が実施に前向きという結果が出た。実施予定時期は「夏(7~9月)」が38.5%、「秋(10~12月)」が15.4%、「冬(12~2月)」は36.9%となっている。