米NVIDIAは30日(現地時間)、「SHILD」シリーズに向けた月額制のゲーム配信サービス「GeForce NOW」を提供すると発表した。北米と欧州、日本を含むアジアの一部地域で、10月1日22時よりサービスを開始する。日本における月額料金は税別950円(7.99ドル)。また、サービス開始から最初の3カ月は無料で利用できるという。

「GeForce NOW」は8型Androidタブレット「SHILDタブレット」(左)やAndroid TVデバイス「SHILD」(右)に向けたサービスだ。日本国内では「SHILD」は販売されていないので、実質的に「SHILDタブレット」からのみの利用となる

NVIDIAは「GRIDゲームストリーミングサービス」という名称で、「SHILD」デバイス向けに、ゲーム配信サービスのベータテストを提供してきた。これを「GeForce NOW」という名称で正式サービスとしてスタートさせる。

サービス提供地域や北米と欧州、日本と韓国だ

月額料金は7.99ドル。日本では税別950円を予定する

日本でもここ最近でさまざまなサービスがスタートしているが、動画や音楽ではすでにストリーミングサービスが大きな力を持っている。NVIDIAはゲームというカテゴリでこれらのようなサービスを構築したいという

ゲームストリーミングサービスでは、NVIDIA GRIDにより、サーバ側でゲームを実行し、ユーザーが使うデバイスでゲーム画面のストリーミングと操作の入出力を行うことで、タブレットでも負荷の高いゲームがプレイできる。また、ゲームデータをインストールする手間がなく、すぐにプレイできる点もメリットだ。

端末にゲームをダウンロードするのに比べて、ストリーミングサービスではゲームを開始するまでの時間を大きく短縮できるとしている。それが大型タイトルであればならさらだ

「GeForce NOW」では、月額会員向けにそろえられたゲームタイトルをストリーミングでプレイできる。ラインナップは、「LEGO」シリーズや「Batman Arkham」シリーズなど50以上で、これは今後拡充していく予定だという。対応解像度とフレームレートは1080p/60fps。さらに「The Witcher 3」や「Resident Evil:Revelations 2」「Middle-earth: Shadow of Mordor」といった最新ゲームを購入し、「SHILD」デバイス上でプレイできるという。

ストリーミングでプレイ可能なタイトル

最新ゲームを購入してプレイすることもできる

シンプルなUIでタイトルの音声検索などにも対応する