ブランド総合研究所は9月30日、国内1,000の市区町村及び47都道府県を対象に実施した、認知度や魅力度、イメージなど全77項目からなる調査「地域ブランド調査2015」の結果を公表した。これによると、全国で最も魅力的な市区町村は函館市となった。同市が1位になったのは2014年に続いて2年連続3度目。

今年で10回目の実施(年1回実施)となる今回の調査では、全国の消費者2万9,046人から有効回答を得た。

これによると、全国で最も魅力的な市区町村は函館市で、回答者の73.6%が函館市を「魅力的」だと回答。2位は札幌市、3位は京都市と上位3市は変わらなかった。

市区町村の魅力度ランキング(※カッコ内は2014年調査の順位・点数)

なお、47都道府県では北海道が7年連続1位。また、東京都が一つ順位を上げて3位となった。

都道府県の魅力度ランキング(※カッコ内は2014年調査の順位・点数)

また、今年3月の北陸新幹線開業に伴い、沿線の富山県・石川県等の情報接触度が急上昇。一方で観光意欲度は富山県内の上昇が顕著となっている。また、6月に2016年5月の開催が決定した伊勢志摩サミットに関連し、三重県、志摩市などの観光意欲度等が上昇しているほか、今年世界文化遺産に登録された軍艦島のある長崎県が魅力度を上げている。