米Appleは9月30日(現地時間)、OS Xの12番目のメジャーリリースである「OS X El Capitan」の提供を開始した。Mac App Storeにおいて、無料アップデートとして提供されている。ファイルサイズが6.1GB弱と大きいので、アップデートを実行する際には注意が必要。対応機種は以下の通り。
- MacBook(Early 2015)
- MacBook(Late 2008アルミニウム製、Early 2009以降)
- MacBook Pro(Mid/Late 2007以降)
- MacBook Air(Late 2008以降)
- Mac mini(Early 2009以降)
- iMac(Mid 2007以降)
- Mac Pro(Early 2008以降)
- Xserve(Early 2009)
上記はOS X El Capitanが動作する機種であり、El Capitanの全機能を利用できるのは2012年以降のMacになる。たとえば、Bluetooth 4.0 LEに対応していない機種ではHandoffやAirDropが利用できず、El Capitanの新機能であるMetalサポートは2012年以降の機種を必要としている。
OS X El Capitanは、体験とパフォーマンスの向上に重点を置いたアップデートである。Mission Control、Safari、メール、メモ、マップ、Spotlightなど数多くの標準ソフトが強化・改善され、フルスクリーン表示で2つのウインドウを並べる「Split View」という新機能を搭載する。日本語関連の強化が行われているのも特徴の1つで、ライブ変換で高速な日本語入力が可能になり、またクレー、筑紫A丸ゴシック、筑紫B丸ゴシック、游明朝体+36ポかななど4つの新しい日本語フォントが加わる。