インテリジェンスは28日、転職に関する意識調査の結果を発表した。対象は、関東・関西・東海に住む22歳~59歳の会社員5,000名(ホワイトカラー系職種)。調査時期は、2015年7月。

正社員の39.1%が今転職を「考えている」

「今転職を考えているか」を聞いたところ、39.1%が「考えている」、60.9%が「今は転職を考えていない」と回答した。「考えている」と回答した人に、「いつ転職したいか」を質問すると、最多は「今すぐではないが、いずれは転職したい」(58.2%)だった。以降、「今すぐにでも転職したいが、まだ転職活動はしていない」(32.0%)、「転職活動中」(9.8%)と続いた。

「考えていない」と回答した人に、「今の会社で、これまで転職を考えたことがあるか」を質問した。結果、最多は51.2%で「これまで転職を考えたことはない」。次いで、「考えたことはあるが、転職活動はしなかった」(35.2%)、「考えたことがあり、実際に転職活動をしたことがある」(13.6%)となった。

「一度は転職を考えながらもなぜ現職に留まることにしたのか」という理由を聞くと、1位は「給与・待遇が希望に合う求人が見つからなかった」(27.0%)だった。2位は「会社を辞めるふんぎりがつかなかった」(24.0%)、3位は「仕事内容が希望に合う求人が見つからなかった」(20.6%)となった。

「一度は転職を考えながらも、あなたが現職に留まることにした理由をお答えください」(3つまで複数回答)

「転職について、ポジティブとネガティブのどちらの印象を強く持っているか」を聞いたところ、「ポジティブな印象がある」(14.1%)「どちらかといえばポジティブな印象がある」(30.9%)の計45.0%が肯定派。一方、「ネガティブな印象がある」(8.8%)、「どちらかといえばネガティブな印象がある」(18.2%)を合わせた27.0%が否定派となった。

「あなたは『転職』について、ポジティブとネガティブのどちらの印象をより強くお持ちですか?」(転職回数での比較)」

転職を一度もしたことがない人では、31.8%が肯定派、34.4%が否定派となったのに対し、転職回数が1回の人の割合では、肯定派が52.1%、否定派が23.6%と逆転している。2回め以降も逆転していることから、転職経験があると、肯定派が否定派を上回る結果となった。