アルトは29日、学生を対象に実施したアルバイトの紹介に関する調査結果を発表した。それによると、現在の学生はアルバイトにおいて、働いている人の雰囲気を重視する傾向が明らかになった。

アルバイトの条件、「人の雰囲気がいい職場」が6割以上

同調査では、アルバイトにおける要素を「キツさ」「時給」「人間関係」の3つに絞り、これらのうち他の条件が悪くても「ここはゆずれない」という条件を尋ねた。その結果、「仕事がきつくて時給も低くても、人の雰囲気がいい職場」を選んだ割合は66.4%となり、ブラックバイトとみなされるような条件であっても、雰囲気のいい職場を希望する学生が過半数を占めた。

あなたがもし働くとしたら、どの職場がいいですか?

「仕事がきつくて時給も低くても、人の雰囲気がいい職場」を選んだ割合を男女別にみると、男性は61.6%だったのに対し、女性は70.3%に上り、女性の方が職場の雰囲気を重視する傾向がみられた。

「雰囲気が悪く時給も低いが仕事が楽な職場」を選んだ割合は、女性は12.1%にとどまった一方、男性は21.2%となり、男性の方がより仕事の楽さを求めていることがうかがえる結果となった。

調査日は2015年9月8日、調査方法はインターネット、有効回答は学生(高校生・高専生、専門学校生、短大生、大学生、大学院生、その他学生)333人(男性151人、女性182人)。