日本経済研究センターはこのほど、民間エコノミストら41人(機関、2014年4月時点)による景気予測をまとめた「ESPフォーキャスト調査」について、2014年度の年度パフォーマンス評価を発表した。
フォーキャスターの予測を評価
評価は今年で11回目。具体的には、フォーキャスターの予測が実績と対比してどのように評価できるか、また毎月公表している予測総平均や高位・低位8機関平均がどのように評価できるかを調査委員会(委員長:小峰隆夫法政大学教授)で検討した。
その結果、2014年度予測について、総合成績の対象となった40人のうち、成績が特に優秀だったフォーキャスターは、第一生命経済研究所の新家義貴氏、東レ経営研究所の増田貴司氏、ニッセイ基礎研究所の斎藤太郎氏、日本総合研究所の下田裕介氏、BNPパリバ証券の河野龍太郎氏の5人となった。
毎月のとりまとめ結果に掲げている総平均や高位・低位8機関平均が、どの程度の予測制度があるか、フォーキャスターの項目別予測成績順位との関係でみたところ、総平均は総合で7位(偏差値44.85)と11年連続で一桁台となった。