9月25日~27日の3日間(25日業者招待日、26日~27日一般公開日)にわたって、東京ビッグサイトで開催された「第55回 全日本模型ホビーショー」で、模型・プラモデルメーカーとして知られるタミヤがブースを出展した。

タミヤブースでは前面にミニ四駆コーナーを設置

「全日本模型ホビーショー」は、最新のホビーの動向が明らかになるとともに、各社がどのような戦略をもって商品展開を行っていくのかを知ることができる貴重な機会。今年のタミヤブースでは入門者向けの商品が充実しており、ホビー人口の拡大を狙っていることがわかる。もちろん、本格派向けのラインナップにも隙がなく、エントリーモデルからのステップアップを受け入れる懐の深さを感じさせた。

まずブース入り口には、近年再ブームが起こりつつあるミニ四駆コーナー。漫画誌『コロコロアニキ』(小学館)で連載中の『レッツ&ゴー!!Return Racers!!』に登場するミニ四駆『グレート ブラストソニック』(1,000円/税別)をはじめ、ダブルシャフトモーターで高性能な走りを生み出す最新シリーズ「ミニ四駆プロ」の『スパークルージュ』(10月発売、900円/税別)が堂々と中央に配置されていた。加えて、『ダッシュ!四駆郎』から『ダッシュ4号・弾丸(キャノンボール)』に、今のレースでも活躍できるようスーパーIIシャーシを採用した『ダッシュ4号・弾丸(キャノンボール) プレミアム』(今秋発売予定、1,000円/税別)など往年のミニ四駆ファンにはうれしいモデルが並ぶ。

『グレート ブラストソニック』(1,000円/税別)

今秋発売予定『ダッシュ4号・弾丸(キャノンボール) プレミアム』(1,000円/税別)

10月発売『スパークルージュ』(900円/税別、右は塗装例)

ラジオコントロール(RC)カーコーナーでは、前面で最新モデル『ライトニングホーク』(10月3日発売、14,800円/税別)を展開。組み立て不要、かつ単三形電池4本だけで走るため、初心者でも簡単に楽しむことができる『ライトニングホーク』は、ミニ四駆のデザインで知られるznug design(ツナグデザイン)の根津孝太氏がボディを手がけているため、ミニ四駆ファンにも訴求するビジュアルに。さらに昨年のSUPER GT GT500クラスでチャンピオンマシンに輝いた『MOTUL AUTECH GT-R』の2015年モデル(11月発売、12,000円/税別)や、『トヨタ FJクルーザー ブラックスペシャル 塗装済みボディ』(10月17日発売、26,800円/税別)など上位モデルもそろう。

10月3日発売『ライトニングホーク』(14,800円/税別)

11月発売『MOTUL AUTECH GT-R』の2015年モデル(12,000円/税別)

10月17日発売『トヨタ FJクルーザー ブラックスペシャル 塗装済みボディ』(26,800円/税別)

RCカーコーナーの模様

ブースの一番奥は、模型コーナーで一層ディープな世界が広がる。11月発売の最新艦船シリーズ『日本海軍駆逐艦 陽炎』(5,200円/税別)やエアークラフトシリーズから『デ・ハビランド モスキート FB Mk.VI』(10月3日ごろ発売、19,800円/税別)、また1971年のチャンピオンマシン『タレイル003 1971 モナコGP』(11月発売、12,800円/税別)など精巧に再現された模型がラインナップされていた。

10月3日ごろ発売『デ・ハビランド モスキート FB Mk.VI』(19,800円/税別)

11月発売『日本海軍駆逐艦 陽炎』(5,200円/税別)

11月発売『タレイル003 1971 モナコGP』(12,800円/税別)