お小遣い制のサラリーマンにとっては、できるだけ日々の出費はできるだけ避けたいもの。毎日の昼食代も節約を心がけている方が多いのではないでしょうか。こうした中で、500円の「ワンコイン」をどう活用するかがビジネスパーソンの注目を集めています。今回は、ランチを安く済ませること以外で、毎日の空いた時間を楽しく過ごすためのワンコイン活用術をご紹介します。
ワンコインで体を動かし汗をかく
まずはじめに、ワンコインで「体を動かす」。最近、都内を中心に広がりつつある「ワンコインフィットネス」は、渋谷・新宿などアクセスのよい駅の近くにあり、仕事帰りやショッピングの合間にも立ち寄りやすいのが人気の秘密。最新のフィットネスマシンを使ったトレーニングやダイエットが、10分間、500円から始められます。女性専用の店舗もあり、そちらは若い女性を中心に利用者が増えているそう。月契約で高いお金を払って行かなくなるよりも、仕事帰りにふらっと寄って短時間の運動をする方が、経済的と言えるでしょう。
また、区が運営する体育館やプールは、ワンコインで利用できるものが多いです。施設を利用するほかにも、月ごとや週ごとに開かれているスポーツ教室や講習会に行ってみるのもいいでしょう。休日に気軽に汗を流せる上に、地元のコミュニティに参加することができます。
ワンコインでお風呂でリフレッシュ
次に、ワンコインで「お風呂に浸かる」。都内の銭湯の中には500円以下で入れるところがたくさんあります。中には300円代で大浴場を堪能できる銭湯もあり、まさに手軽に贅沢ができる娯楽のひとつと言えるでしょう。浅草や千駄木など情緒あふれる下町の昔ながらの銭湯もあれば、意外に表参道や目黒などのおしゃれな街にある銭湯も。無料でタオルを貸してくれるところや、平日も深夜営業を行っているところが多く、仕事帰りのサラリーマンも利用しやすいです。疲れた体をリフレッシュするのに最適でしょう。
ワンコインでネイルのお手入れ
女性におすすめなのが、ワンコインで「ネイルサロンに行く」。「スチューデントネイル」や「スチューデントサロン」と呼ばれ、専門学校の在校生などネイリストの卵がワンコインで施術してくれるネイルサロンが今話題になっています。都内では原宿や中目黒などにあり、若い女性に好評。500円と言っても侮ることなかれ、クオリティには定評があるため、気軽におしゃれを楽しむことができます。
ワンコインで健康診断
最後に、ワンコインで「健康をチェック」。2008年から店舗運営を開始したケアプロは、セルフ健康診断サービスを東京・中野で展開しています。常在している看護婦さんと相談しながら、血糖値やコレステロール値、ドライアイまで、1項目500円(税抜)からチェックできます。自己採血器具と測定機器を用いて利用者本人が採血を行いますが、注射器ではなく細い針を指先にさすだけなので、痛みもほとんどなく、初めての方でも簡単に行えます。採血後5分でその場で診断結果が出て、後からパソコンやスマホで確認できるのも魅力のひとつ。
また、駅の中やスーパーなどでも、不定期で出張での簡易検査を行っているので、こちらを利用してみるのもいいでしょう。会社の健康診断を受けている方でも、体調の変化が気になり、再度健康診断を受けたい項目が出てきた方は一度行ってみてはいかがでしょうか。
以上、4つのワンコイン活用術を紹介しました。物価の上昇がますます加速し、節約が迫られている昨今。お財布にやさしく、日々の生活を健康的に楽しみたい方はぜひお試しあれ!
株式会社回遊舎
"金融"を専門とする編集・制作プロダクション。お金に関する記事を企画・取材から執筆、制作まで一手に引き受ける。マネー誌以外にも、育児雑誌や女性誌健康関連記事などのライフスタイル分野も幅広く手掛ける。近著に「貯められない人のための手取り『10分の1』貯金術」「J-REIT金メダル投資術」(株式会社秀和システム 著者酒井富士子)、「NISA120%活用術」(日本経済出版社)、「めちゃくちゃ売れてるマネー誌ZAiが作った世界で一番わかりやすいニッポンの論点10」(株式会社ダイヤモンド社)、「子育てで破産しないためのお金の本」(株式会社廣済堂出版)など。