東洋経済新報社はこのほど、書籍『JA解体―1000万組合員の命運』を発売した。著者は共同通信社記者の飯田康道氏。価格は1,620円。

「2015年JA全中解体」を徹底解明

2015年8月、改正農協法が成立した。これにより、全国農業協同組合中央会(JA全中)は一般社団法人に転換され、権限は大幅に縮小されることとなった。本書は、共同通信社の農水省担当記者が、2014~2015年にかけて行われた農協改革を徹底解明。「JA全中解体」とはいったいなんだったのか、多くの問題を抱える日本の農業は今後どうなるのか、わかりやすく解説する。

『JA解体―1000万組合員の命運』表紙(出典:東洋経済ONLINE STORE Webサイト)

内容は、「第1章 なぜJAは狙われたのか」「第2章 政府vs.JA」「第3章 JA全中解体へ」「第4章 JAはどう変わるのか」「第5章 生き残るために、地域農協は何をすべきか」となっている。

著者の飯田康道氏は1980年茨城県古河市生まれ。京都大学理学部卒。2004年に共同通信社入社。徳島支局、名古屋・大阪両支社経済部を経て、現在、東京本社編集局経済部に勤務。