整体師の大山奏です。スポーツの秋が到来しました。暑いことを理由に運動をしないのは許されない時期ですね。これから来る冬へつなげるためにも、運動習慣をこの秋の過ごしやすい時期に作ってしまいましょう。

今回は、腰と太ももの体幹をつなぐ腸腰筋のトレーニングをご紹介します。

脚を大きく1歩前に出し、前に出した脚の膝が90度になるようにした状態からスタートします。後ろに残した脚側の手を前に伸ばし、上半身を立てた脚側にひねります。

最初の姿勢

息を吐きながら体をひねり、吸いながら戻す

最初の姿勢を作ったときにしっかりとドローイングをして、その力を終わりまで抜かないようにしてください。腸腰筋は骨盤の横辺りから腰にかけてある筋肉なので、ひねるときにその部分がしっかり動かせているか感じながら行うといいでしょう。

前に出した手で空気を押すようにしながら体をひねっていきます。息は吐きながらひねり、吸いながら元に戻します。ゆっくりとした動きで行いましょう。

手を前に出してドローイングする

上半身を立てた脚の方へひねる

膝の角度が90度にならないのはNG

ポイントは2点あります。1点目は、前に出した脚の膝の角度を90度にたもつことです。きっちりと膝の角度を保ったまま、腹筋に力を入れてドローイングの状態を作ります。

もう1点は、上半身を動かしたときに頭が残らないようにすることです。必ず前に出した手と一緒に上半身全体をひねります。頭と手の位置が変わらないように注意しましょう。

膝の角度が90度でないのはNG

左右5回ずつからトライ

そんなにきついトレーニングではないので、左右5回ずつくらいから始めてみてください。全然効かないと感じる場合は、しっかりと全身に意識が向けられているかを確認して、速度を遅めにしてみるといいでしょう。

終わった後に腰からお尻にかけての筋肉に少し違いが感じられれば、正しく行えている証拠です。腸腰筋は体幹を支えるのに重要な役割を果たす筋肉です。特に脚を持ち上げる運動には重要になるので、普段から少し意識してみるといいですよ。

夏にトレーニング習慣がついていない人は、この時期を逃すわけにはいきません。外に出て深呼吸をするだけでも気持ちがいい時期なので、少しでも体を動かしていきましょう。体を動かした後の爽快感を感じられれば、トレーニングの習慣は自然とついていきますよ!

筆者プロフィール: 大山 奏(おおやま かなで)

スピリチュアルと運動が好きなアウトドア系ライター。整体師。癒やしを与えられる人になろうとアロマテラピーインストラクター・セラピストへ向けて勉強中。ストレス解消法は神社巡りと滝行。スピリチュアル系雑誌の執筆から脳科学・恋愛記事まで、興味のあるものには迷わず挑戦している。ブログ「ひよっこライター大山奏」では、日々の出来事を思うままにつづっている。また、これまでのさまざまなストレッチをまとめた電子書籍も販売中。