フェリシモの「フェリシモ猫部」はこのほど、「働くにゃんこのためのフォークリフト」のWEB販売を開始しました。
同商品は、フォークリフトの形をした段ボール製のつめとぎ機能付きハウス。フォークリフトに乗ると、まるで猫が漁港で働いているかのように見えます。入りたくなるようなほどよい乗車窓の形や室内(運転席)の大きさなど、猫好みな設計に。
デザインは、イエロー、ピンク、グリーンの3種類。セットに付いている車両ステッカー風デコシールでアレンジが可能です。価格は1セット税別2,100円。毎月1回デザインを変えて配送とのこと。
実際に試乗!!
今回は、実際のフォークリフトに、愛猫のレオン(アビシニアン・オス・12歳)に試乗してもらいました!!
まずは全体像。かなりコンパクトな梱包です。ここから組み立てていきます。所要時間は20分と書いてあります。
今回は一番フォークリフトっぽいカラーリングの黄色×黒です。なかなか硬派な感じですが、付属のオリジナルシールに釘付けです。今からどこに貼ろうかワクワクしますね。
全体のパーツを確認します。全てカット済みで、さらに両面テープなども貼ってある状態からのスタートなので、工作な苦手な方でも気軽に組み立てができそうです。説明書も図解で読みやすいですね。
広げると邪魔しにくるのが猫……。こちらが、今回フォークリフトのモニターをして頂くレオンです。人間の年齢にして60を過ぎているオジさんなので親方にはぴったりですね。
レオンさんはもう少ししたら登場しもらいますよ。説明書通りにまずは黒い箱を組み立てていきます。この穴も最初から空いているのでラクラク。
さて、これに……
作業を始めると猫が視界にカットインしてくるのはなぜでしょうか……。
そうそう。遠回りしてね。
あのね、まだ完成じゃないから入らないでね。
よほど魅力的なのでしょうか……。箱が気になる様子。とりあえずレオンをどけて作業を進めます。
おお~! ぴったり入りました。ここが運転席になるわけですね。
ちょっとー!! まだ完成じゃないってば!
せっかくなので完成してから止め研ぎして欲しい飼い主の心情。この後、箱を裏返しにして作業を進めました。そして、屋根部分を組み立てるのですが接合にプラスティックネジを使用します。両面テープではないところが本格的ですね! 見た目も機械っぽさが増すのでカッコイイです。
作業を猫が邪魔するのは仕方がないことなので、これはもう作業の一環と考えていきましょう。かなり大きな部品なのですが、万一猫が飲み込んでしまわないよう、特に子猫などは誤飲に注意しましょう。
我が家の猫はとにかく遊びたがるので、使う分だけ1つずつ出すことにしました……。
邪魔されつつも何とかネジを組み込みました! カッコイイですね。
最初に作ったパーツと組み合わせるとフォークリフト感が出てきました! ここまできたらもう少しです!
このフォークリフトのチャームポイントである黒猫フェイスをつけると可愛いらしさ倍増です! リフト部分も装着完了!
付属の魚を切り取り、ボックスに入れるとフォークリフト気分満点です。通り抜けられる感じと猫が大好きな狭い感じのバランスが秀逸です。
付属の滑り止めシールをつけて完成! これで、ほとんど動かなくなります。少なくとも猫がすり寄ったり、ずずっと押して動かすことはできません。
おぉ~。出来ました!! さっそくレオンが完成品をチェックしにきました。
高さがちょうど良いらしく、長時間スリスリしております。
レオン親方、フォークリフトですよ!
おっ。さっそく使ってくれるかな!?
あれ? 戻ってきちゃいました。
見知らぬものを発見するとひとまず調べて、確認してくるレオンです……。うーん。レオン、これはね、フォークリフトっていう機械なんだよ。
サイズ感はこんな感じです。レオンは痩せ型の短毛猫。体重は4kgです。狭い所好きの猫のためにジャストサイズで作られているようですね。
レオンはこのサイズ感と高さが気に入ってしまったようで、ずっと角でスリスリしています。
嬉しすぎて舌が出てます……。自分のにおいをつけて安心したのか、中に興味が出てきたようです。
知らないものは念入りにチェックします。どうぞどうぞ見てください。中は爪研ぎがありますよ。
おっ。頭が入りました!
狭い場所にある爪研ぎ。猫にとっては魅惑的な空間なのではないでしょうかっ! レオンは狭い所や箱や段ボールに興味を持たない変な猫なのですが……爪研ぎの魅力に抗えなかったようです。
おぉ~。爪研ぎしてる~! 使ってくれると嬉しいですね! 飼い主冥利に尽きます!
レオンでジャストフィットな感じなので、狭い所大好きな子はたまらないのではないでしょうか!? 長毛の親方や、体が大きな親方は尻尾まで入らないかもしれません(でもそれも可愛いかも……)。上からも出入り自在なのが良いですね。
出入りするだけでも楽しそうなレオン親方です。入り心地はいかがでしょうか?
なんだか悪い笑いになっていますが、とても嬉しそうです。楽しそうな姿を見ているだけで、飼い主は嬉しいですね。
レオン親方大好物の魚がリフトのボックスに搭載されています。実はこの魚、可愛いだけじゃないんです。
実はこの魚、猫と一緒に遊べるおもちゃになるんです。
遊ぶの大好きなレオン親方はそのままでも食いつきますが……このお魚には穴が空いているので、糸を通せるんですね。
早くもロックオンの顔になりました。
魚で猫釣りも出来ます(笑)。
遊ぶかな~? と思っていたらかなりの勢いで本気モードです! 吊すとピラピラと魚が回転するのがいいんですね……。
かなり長い間遊んでおりました……。何匹も魚はいるのでかなり楽しめそうです(笑)。
レオンさん、すっかりご満悦顔です。爪研ぎとして、おもちゃとして、じゃらしとして。かなり長く楽しんでくれそうな予感……。最後に親方っぽく記念撮影お願いしまーす。
フォークリフト、初体験。すっかりその気で、大満足なレオンでした!!
著者プロフィール
桐島ナオ
写真と詩を組み合わせた物語写真を中心に発表している写真家。植物と猫とカフェが大好き。PhotoCafe写真教室の講師もしています。公式HPはこちらから。「猫が邪魔する一眼レフ教室」も随時開催。
*桐島ナオ主催の保護猫カフェ月イチ撮影会 ネコサツ!*はこちらから。