マツダはこのほど、広島県三次市の「三次自動車試験場」が開業から50年を迎えたことを記念し、9月20日に同試験場にて「三次試験場50周年マツダファンミーティング」が開催されたと発表した。

ファンの愛車によるパレードの模様

同イベントは、マツダファンを中心に構成された「三次試験場50周年マツダファンミーティング実行委員会」が主催し、マツダは特別協賛として参画。ファンの愛車展示、全国のファンクラブ紹介、ファンからマツダへ寄せ書きの贈呈など、来場者参加型のプログラムに加えて、試験場見学ツアーや高速周回路での高速走行体験、同試験場における活動紹介などが行われた。

また、1991年に「ルマン24時間レース」で日本車として初めて総合優勝した「マツダ 787B」の走行や、当時ドライバーとして活躍し、今年でレース生活50周年を迎えた寺田陽次郎氏のトークイベントも開催。最後のプログラムとして、1,000台を超えるファンの愛車によるパレードが高速周回路にて行われ、イベントを締めくくった。

前日には、同試験場の活動を見守り支えてきた地域住民などを招待した内覧会が開催され、日頃の協力に対して感謝を伝えている。2日にわたって行われたイベントには、ファンならびに来賓を含め地域住民など、総勢3,000名を超える人が来場した。

三次自動車試験場は、当時の技術の粋を集めた大規模な自動車試験場として、1965年6月に開業。ロータリーエンジンのローターにも似た三角おむすび形をした高速周回路が特徴的で、50年を経過した現在においても、マツダのクルマ造りを支える重要拠点としての役割を担っている。