米Mozillaは、9月22日(現地時間)にFirefoxの新バージョンとなる「Firefox 41」を公開。合わせて、追跡防止機能を載せたプライベートブラウジングを実装した「Firefox 42」ベータ版の提供を開始した。
今回提供される「Firefox 42」ベータ版は、従来搭載しているプライベートブラウジングに、追跡防止機能を追加した。Webページにはユーザーの閲覧履歴の記録やSNSの活動を分析できる要素があり、これを分析してサードパーティが個人ユーザー向け広告などに活用するが、「Firefox 42」ベータ版ではテスト的にこの要素をブロックし、ユーザーの行動追跡を防止。制限されたデータをサードパーティに取得させる。
なお、追跡防止機能を有効にしていると、Webページによってはうまく表示されないものがあるといい、Mozillaは、URLの前に表示される盾のアイコンをクリックし、一時的にセッションの保護を無効化する方法も紹介している。
「Firefox 42」ベータ版ではこのほか、ログイン情報を管理するログインマネージャの改良や、WebRTCの改善なども図られている。