乱高下が続く日本株
8月半ば以降、中国の景気減速懸念を背景とした世界的な株安により、日経平均株価も2万円台を割り込み、大きく下落しました。
9月に入っても乱高下が続き、9月8日の433円安から一転、9月9日には1,343円高の18,770円51銭とボラティリティが高まっています。
6月24日、2000年のITバブル期の高値を上回り、2万868円を付けた日経平均株価。アベノミクス以降上昇し始めましたが、長期で見ると、長く続いた低迷からやっと15年前の水準に戻したにすぎません。
人気の日本株投信はインデックス
乱高下が続く日本株ですが、日本株投信の人気は相変わらずのようです。
特に日経平均株価などに連動するインデックス・ファンドが、売れ筋ランキングの上位にランクインしています。
インデックス・ファンドは、指数に連動することを目標にしているため値動きがわかりやすく、信託報酬等が低い点も魅力です。
値動きを見ながら、売り買いのタイミングを見ている方も多いのかもしれません。
でも、それって意外に難しいし、マーケットが気になって仕方ないですよね?!
日本株、本当の魅力はここにあり!
6月に2000年の水準に戻した日経平均株価ですが、個別企業の株価はどうだったのでしょうか?
2000年年初から2015年8月末までの株価推移を見ると、日本を代表するトヨタ自動車は約1.5倍、JR東海は約3倍、ユニクロのファーストリテイリングは約4.7倍に上昇しました。
この約15年、日経平均株価の水準は紆余曲折してほとんど変わりませんでしたが、3社の株価は、日経平均株価を大きく上回って上昇しました。
短期で利益確定狙いを繰り返すだけでなく、しっかり銘柄を選んで長期で投資するのもいいかもしれませんよ!
■日経平均株価、トヨタ自動車、JR東海、ファーストリテイリングの株価推移(月次、1999年12月末=100として指数化、期間:1999年12月31日~2015年8月31日)
●ピクテ投信投資顧問が提供する、「ボンジュール」からの転載です。