女優の宮沢りえが、TOKIO・長瀬智也主演で宮藤官九郎監督がメガホンを取る映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』(2016年2月6日公開)に出演することが24日、発表された。宮沢が宮藤監督の作品に出演するのは、今回が初となる。
本作は"地獄"を舞台に描かれる、宮藤監督の完全オリジナル作品。地獄専属ロックバンド地獄図(ヘルズ)のボーカル&ギターで地獄農業高校の軽音楽部顧問の赤鬼・キラーK(長瀬)と、17歳の若さで地獄に落ちながらも、大好きなクラスメイトに会いたい一心で生き返りを目指す大助(神木隆之介)の地獄めぐりの様子を描く。
宮沢が演じているのは、大助が思いを寄せるヒロイン・ひろ美の20年後の役。宮沢は「宮藤さんはお仕事をしたいなぁと思う人の1人でしたので、オファーを受けて即答しました」と前々から宮藤監督の仕事の魅力に惹かれていたことを明かし、「脚本を読んで、多少戸惑いはありましたが、振り切れた世界に、絶望と希望がまみれていて、参加できて、心からうれしいです…」と念願の夢がかなったことに歓喜。「今回はヒロイン的なポジションですが、またのチャンスがあれば、振り切り枠に、呼んでいただきたいな…と思ってます」と次作への出演も熱望している。
一方の宮藤監督は、「ひろみ役は『たたずまいが印象的な大人の女性』が良いと思い、ダメもとで宮沢さんにお願いしましたところ、演っていただけるということで、とりあえずビックリしました」とコメント。「現場では、テストの時点でほぼ言う事がなく、スタッフの手前、なんか言った気もしますが、その度に芝居が変化し、その柔軟さにうならされました」とその演技力を絶賛している。また、宮沢から次作に向けての熱烈ラブコールを受け、「(『本当は地獄に出たかった』と言っていただきましたので)次はわちゃわちゃの方でお願いしたいです」と期待を寄せた。
また、宮沢のほか4人の追加キャストも発表。地獄のガールズバンドのドラマー役にシシド・カフカ、ベーシスト役に清、大助の母親役に坂井真紀、そして役どころは明かされていないが荒川良々の出演も決定した。
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