初めてのオペラ鑑賞では、劇場内の様子がわからないこともあり、ドレスコードがあるのか、はたまた仕事帰りの場合はスーツのままでいいのか……など、服装に迷うことがあります。ここでは鑑賞の際の服装マナーについて解説します。実は、思っているほど敷居が高くないんですよ。
正式なマナーはありません!
意外なことに、鑑賞の際の服装にはっきりとしたマナーはありません。常識的な範囲内であれば、基本的にどのような格好をしても大丈夫です (短パンやタンクトップなど、リゾートファッションのようなカジュアル服さえ避ければOK)。
ただし、劇場では比較的オシャレにしている人が多いのも事実。普段の通勤着には少し派手かな……というくらいの服にしてもいいかもしれません。男性なら鮮やかな色のポケットチーフやネクタイ、女性であれば少しネックレスやイヤリングなどのワンポイントを加えてみてもいいでしょう。
土日は派手なファッションでも大丈夫!
平日なら、男性・女性どちらも通勤スタイルで大丈夫。そんなに気負って服装に気をつける必要はありません。土日も、基本的には通勤着のような服装で問題ありませんが、思い切ったファッションでもOKです。
なかなか着る機会のないドレスや派手なジャケットなどで決めてみてもいいでしょう。オシャレも楽しみながらということであれば、鑑賞をより充実した時間にすることができるのではないでしょうか。
教えてくれたのは……
(公財)新国立劇場運営財団オペラ広報担当 桑原貴さん
小学生時代から合唱が好きで将来は音楽教師になることを決意。その勉学中の高校時代に観た「蝶々夫人」でオペラに傾倒。名古屋音楽大学声楽学科に入学。卒業後、音楽制作事務所を設立。名古屋音楽大学オペラ研究員、中学高等学校の音楽科非常勤講師の兼職を経て、1997年から新国立劇場に勤務。
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