タレントのビートたけしが22日、東京・浅草公会堂で行われた、第8回「したまちコメディ映画祭in台東」のクロージングセレモニーに出席した。
上野・浅草地区で開催した「したまちコメディ映画祭in台東」は、いとうせいこうが総合プロデューサーを務める国際映画祭。「ビートたけしリスペクトライブ」と題して行われたセレモニーでは、サンボマスター、浅草ジンタ、ポカスカジャン、海藻姉妹、ホフディランが音楽ライブを繰り広げた。
ライブの大トリに登場したたけしは、サンボマスターの演奏をバックに、自身が作詞&作曲した「浅草キッド」を情感たっぷりに熱唱。約13年ぶりに生ライブを披露したたけしに、会場に集まった約1,000人の観客は感激のスタンディングオベーション。「どうもありがとう!」と大きく手を挙げ、照れながら頭を下げるたけしに、会場からは、「おかえり!」という温かい声も飛んだ。
また、今年のコメディ栄誉賞を受賞したたけしは、「浅草の芸人になって死んでいけばいいやと思ってやってたら、テレビに出たりして良い仕事につけた」とこれまでの芸人人生を懐古。「煮込み屋でお客さんたちが、お金のない自分に飲ませてくれたのが俺の原点だと思ってる。これは、みなさんに対する共通の気持ちです」と感謝したたけしは、再度、出演者全員で、「浅草キッド」を大合唱してセレモニーを締めくくった。