EIZOとMSI、SteelSeriesは2014年に引き続き、合同ブースを出展。「PCゲーム最前線」をテーマに各社の最新製品を多数展示した。
EIZOは同社初の27型ゲーミングディスプレイ「FORIS FS2735」を展示。独自ユーティリティ「G-Ignition」は2.0にバージョンアップ。クラウドサービス「G-Ignition Drive」に対応し、画面の表示設定をクラウドに保存、別のユーザーと共有することができる。さまざまなゲームでメーカー公認の表示設定や、ゲーミングチームなどによる独自の設定をユーザーに対して配布することができる。
EIZO初の27インチゲーミングモニター「FORIS FS2735」。見慣れた風車のデモでわかるとおりAMD FreeSyncに対応している |
背面。左下にあるのは設定用のボタンとスティック。狭額縁デザインと正面をスッキリさせるために背面に用意したという |
また、対応スマートフォンと連携するアプリ「G-Ignition Mobile」にも対応し、スマホから画面設定や、スマホへの着信や通知を画面に表示することができる。
G-Ignitionは2.0へ進化(現在β公開中)。設定をクラウドで公開可能にしていることで今後発表されるタイトルでもメーカー推奨に対応可能 |
画面設定をスマホから行えるG-Ignition Mobile。設定ボタンを背面に追いやったため、操作性を上げるために実装したが、スマホの呼び出しを画面表示する機能もある |
このほか、暗部や明部の認証性を高めるSmart Insight Demolitionも第3世代に進化しており、5段階の調整が可能ほか、設定をやりやすくするために画面の左右でON/OFFを同時表示する機能も備えている。
画面解像度は2,560×1,440ドットで、リフレッシュレートは144Hz。会場の説明員によると「遅延速度も限りなく0に近づける(現在調整中で正式な数値は後日公開)」ということで期待したい。
MSIは"Skylake"こと第6世代Coreプロセッサを採用したゲーミングノートPCに加えて、ゲーム開発者向けのモバイルワークステーションの新製品を展示。正式リリースは後日になるということだが、USB Type-CコネクタでUSB 3.1とMini DisplayPortに対応したSuperPort機能や、スレージにPCIe Gen3のMVNe Raid 0の採用を予定する。さらにモバイルワークステーションでは「未発表GPU」を搭載するとのことで、かなりの力作ぞろいの展示となっていた。
「GT802QE Titan SLI」はメカニカルキー採用、NVIDIA GeForce GTX 980MをSLI構成で搭載するほか、M.2スロットを5つ備えるモンスターノートだ |
展示機はHEROES OF THE STORMのファンバージョンで天板にもグラフィックが施されていた |
モバイルワークステーション「WT72 2OK」は、ゲーム開発での利用を想定。基本はゲーマー向けと同構成だが、CPUにノートPC向けXEONを採用するほか、ECC対応メモリや未発表のQuadroの搭載を予定する |
「ワークステーションにゲーミングキーボードは不要では?」という意地悪な質問の回答がコレ。MSI SHORTCUT MANAGERによって業務アプリの作業性を増すことができるという |
最新マザーボードの「Z170A GAMING M9 ACK」と「Z170A XPOWER GAMING TITANIUM EDISION」も展示 |
グラフィックスカードは、NVIDIA GeForce GTX 980 Tiを搭載したオーバークロック向け製品を用意。極冷に対応した「GTX 980Ti LIGHTNING」と気軽に水冷が利用できる「GTX 980Ti SEA HAEK」を展示していた |
2015年9月に日本法人を開設したばかりのデンマークのゲーミング周辺機器メーカーSteelSeriesはキーボードやマウス等の周辺機器を幅広く展示。近日中に製品投入予定のXBOX ONE専用ヘッドセットも展示していた。