アットホームはこのほど、実家が持ち家の人を対象に実施した「もし、実家が空き家になったら」と題する調査結果を発表した。それによると、実家が空き家になった場合、「売却する」と答えた人は4割超に上った。
売却理由、「将来、住むことがない」がトップ
実家が空き家になったとして、売却する場合に売れると思うかと尋ねたところ、42.9%が「売れる」と回答。また、賃貸物件にする場合、借り手が見つかると思うかとの問いに対しては、31.9%が「見つかる」と答えた。
実家が空き家になった際にどのようにしたいかと聞くと、「売却する」が41.6%で最も多く、「賃貸にする(土地活用含む)」は11.7%。一方、2番目に多かった「将来自分もしくは親族が住む」の34.8%と、「誰が住むかはわからないが、空き家にして管理し続ける」の7.9%と合わせると、実家を残したいと思っている人が4割以上いることがわかった。
「売却」を選んだ理由については、「将来、その家に住むことがないから」が49.8%で最多となり、以下、「現金収入が欲しいから」が38.5%、「固定資産税を払いたくないから」が38.1%と続いた。他方、「賃貸(土地活用含む)」を選んだ理由については、「賃料収入を得たいから」が61.1%で最も多かった。
調査期間は2015年8月12~13日、調査方法はインターネット、有効回答は30~40台の個人618人。