対象は、2016年3月卒業予定の全国の大学4年生、理系の大学院修士課程2年生の1,454名。

ディスコは17日、就職意識に関する調査の結果を発表した。期間は、9月1日~7日。 対象は、2016年3月卒業予定の全国の大学4年生、理系の大学院修士課程2年生の1,454名。

就職決定企業、大手が前年より5.3pt増加

内定を保持し就職活動終了した人の割合は全体の66.0%だった。

「学生モニターの内定の有無および活動状況」

就職決定企業の規模を聞いたところ、大手企業の割合は、従業員数が「1,000~4,999人」(31.6%)、「5,000人以上」(39.3%)の計70.9%となった。前年65.6%から5.3pt増加している。文系が就活解禁時(2015年3月)に志望していた業界1位は「銀行」(9.6%)。次いで2位は「マスコミ」(9.2%)、3位は「官公庁・団体」となった。9月時の就職決定企業でも「銀行」(14.7%)は最多となり、以降、「情報処理・ソフトウェア・ゲームソフト」(11.5%)、「運輸・倉庫」(6.1%)と続いた。

「就活解禁時の志望業界(第1志望)、就職決定企業の業界」(文系)

理系が就活解禁時に志望していた業界1位は「医薬品・医療関連・化粧品」(11.7%)だった。次いで、2位は「水産・食品」(9.6%)、3位は「素材・化学」(9.3%)。就職決定企業は、「電子・電気」(11.7%)が最多となった。次いで、「自動車・輸送用機器」(9.4%)、「医薬品・医療関連・化粧品」(8.9%)が上位にあがった。

「就活解禁時の志望業界(第1志望)、就職決定企業の業界」(理系)

就職決定企業で働きたいと具体的に思ったタイミングを聞くと、「面接時の選考試験を重ねていく中で徐々に」(29.7%)が最多となったが、前年から2.4pt減少した。次いで、「セミナー・会社説明会に参加したとき」(22.0%)、「就職活動を始める前から」(13.2%)となった。「インターンシップに参加したとき」が12.0%となり、前年の6.5%から約2倍の5.5pt増加した。

インターンシップ参加企業の採用選考(本選考)に応募したかを聞いたところ、「した」と答えた人は58.3%、「していない」と答えた人は41.7%となった。さらに、インターンシップ応募者のうち「インターン参加企業からの内定」をもらったかどうかを聞いたところ、「内定をもらった」が44.8%、「内定をもらえなかった」が55.2%となった。