10月スタートのMBS・TBSドラマ『監獄学園-プリズンスクール-』で、フジテレビ系『テラスハウス』に出演していたタレント・宮城大樹が"ジョー"こと根津譲二役に抜てきされていたことが17日、明らかになった。
今月5日、中川大志、山崎紘菜、森川葵、柄本時生、ガリガリガリクソンら主要キャストが発表される中、ジョー役のキャスト名は伏せられ、公開された人物写真ではフードを目深にかぶっていた。
宮城といえば、2013年にリアリティ番組『テラスハウス』で知名度を上げ、キックボクサー引退後はタレントに転身した。『呪怨 -終わりの始まり-』(14年)や『TOKYO TRIBE』(14年)の映画に出演するなど俳優としても活動。連続ドラマの出演は、今回が初となる。
宮城が演じるジョーはフード姿の謎めいた男で、常に咳き込み体はガリガリ。この病弱な風貌を追求するため、実際の体重も1カ月で10キロ減量した。ボクサー時代の経験を生かした体重管理で、撮影中の1カ月も見事に体重をキープ。宮城自身も「"ジョー"になりたいという思いから、苦痛と感じることはありませんでした」と胸を張り、「キックボクシングではチャンピオンが称号だと思いますが、今回、"ジョー"という役の称号が欲しかったので、がんばれたと思います」と冷静に分析する。
「僕のことを知っている人も知らない人にも、連続ドラマでの初演技を見ていただいて、『今の僕がやりたいことはこれです!』というのを伝えられたら」と気合をみなぎらせて挑んだ宮城。いつも咳き込んでいるジョーを表現するために、井口昇監督から咳のバリエーションを増やすように言われ、咳で喜怒哀楽を表現することを心掛けるも、結局は「ひとつのパターンで演じ通すことに決まった」という。
そのほか、ポスタービジュアルも初公開。囚人服を着た男子生徒5人(中川大志、ガリガリガリクソン、宮城大樹、矢野聖人、柄本時生)の上に、学園を支配する裏生徒会の女子3人(山崎紘菜、森川葵、護あさな)が腰掛ける。同番組プロデューサーは「原作とアニメをリスペクトしています」とした上で、「バトンを受け取る者として、三位一体の思いを表現したく、このビジュアルに決めさせていただきました」と制作意図を明かす。
物語の舞台は、全寮制の元女子高・私立八光(はちみつ)学園。藤野清志ら入学した男子生徒5人が、女子風呂をのぞこうとした罪で「裏生徒会」によって"プリズン"と呼ばれる懲罰棟に投獄され、そこからの脱獄を試みる姿が描かれる。MBSでは10月25日から(毎週日曜24:50~25:20)、TBSでは10月27日から(毎週火曜25:11~25:41)放送スタート。オープニングテーマは、ロックバンド・HaKUのニューシングル「衝動」に決定した。
(C)2015平本アキラ・講談社/「監獄学園」製作委員会・MBS