米Amazonは17日(現地時間)、セットトップボックス「Amazon Fire TV」とドングル型デバイス「Fire TV Stick 」のアップデートを発表した。Fire TVはクラウド型のデジタルアシスタント機能「Alexa」をサポートし、4K Ultra HDに対応。Fire TV StickでもAlexaを利用できるようになる。
Amazon Fire TVはクアッドコアプロセッサと2GBメモリーを搭載、前モデルから処理性能が75%向上した。また専用のグラフィックスエンジンを搭載しており、ゲームをより快適に楽しめるようになった。最新のApple TVで対応が見送られた4K Ultra HDに対応。H.264よりも高効率に高画質を実現するH.265/HEVCをサポートする。内蔵ストレージは8GBだが、最大128GBの追加が可能なmicroSDカードスロットを備える。ワイヤレス機能も強化され、802.11ac MIMOに対応する。マイクを備えたリモコン「Voice Remote」が付属し、Alexaに頼んでコンテンツを検索したり、天気やスポーツのスコアなどWebからの情報を入手できる。本体サイズは、115×115×17.8ミリ、重さは270グラム。ポート類は、HDMI、USB 2.0、Ethernetなど。価格は99.99ドル、10月5日の発売を予定している。
Amazonはゲーマー向けに「Amazon Fire TV Gaming Edition」を用意した。Fire TV本体(Voice Remoteは付属しない)、音声機能を備えたゲームコントローラ「Fire TV Game Controller」、32GBのmicroSDカード、ゲーム「Shovel Knight」「Ducktales」をまとめたパッケージで、価格は139.99ドル。発売予定日は10月5日だ。
Fire TV StickにはこれまでオプションだったVoice Remoteが付属する「Fire TV Stick with Voice Remote」が用意された。Voice Remoteを用いることで、間もなくFire TV StickでもAlexaを使用できるようになる。価格は49.99ドルで、発売予定日は10月22日。Fire TV Stickはデュアルコア1GHzのBroadcom Capri 28155プロセッサを搭載、RAMは1GB。8GBのストレージを内蔵。HDMIでTVと接続する。