トヨタ自動車は17日、レクサスのスポーツクーペ「RC」にターボエンジン搭載モデル「RC200t」を新たに設定したほか、「RC350」「RC300h」、そして「RC F」を一部改良して10月1日に発売すると発表した。

「RC200t "F SPORT"」(オプション装着車)

「RC200t "version L"」

RC200tは、2.0L直噴ターボエンジンを搭載したモデルで、「RC200t」「RC200t "version L"」「RC200t "F SPORT"」の3タイプを設定。ツインスクロールターボチャージャーと可変角を拡大したDual VVT-iWを組み合わせるとともに、最適な燃焼効率を実現するD-4STを採用することで、低回転域から強大なトルクを発生させ、滑らかな加速フィーリングを実現した。

トランスミッションには8-Speed SPDSを搭載し、本格的なスポーツドライビングを提供。フロントパフォーマンスダンパーを標準装備し、ハンドリング特性をシャープにすることで、高い操縦安定性を確保した。なお、RC200t "F SPORT"には、後輪左右の駆動トルクを適切に配分し、高い走破性と優れた操縦安定性を実現するトルセンLSDならびに"F SPORT"専用オレンジブレーキキャリパー(フロント・リヤ / フロントLEXUSロゴ)をオプション設定している。

RC350とRC300hの一部改良では、RC350 "F SPORT"にフロントパフォーマンスダンパー、トルセンLSD、"F SPORT"専用オレンジブレーキキャリパー(フロント・リヤ / フロントLEXUSロゴ)をオプション設定したほか、外板色に「ソニッククォーツ」を新たに加えた全10色を設定した。

「RC F」(左はオプション装着車)

RC Fの一部改良では、リヤサスペンションアームとブッシュの変更を行い、高い次元で乗心地と操縦安定性のバランスを確保。また、ハイパフォーマンスエンジン2UR-GSEは、組み立て後に一基ずつエンジン回転バランスを調整する専用工程を追加し、アクセルを踏んだ瞬間から感じるV8エンジン本来の滑らかさとレスポンスの良さを際立たせた。そのほか、ブレーキキャリパーのロゴを「LEXUS」からレクサススポーツの象徴である「F」に変更、高性能ブレーキの存在を際立たせる"F"専用オレンジブレーキキャリパー(フロント・リヤ)のオプション設定、4連エキゾーストディフューザーの意匠変更、直線基調のアルミ製スポーツペダル&フットレストの新採用が行われている

価格は、RC200tが521万円~585万円、RC300hが565万円~629万円、RC350が596万円~660万円、RC Fが954万円~1,031万円(いずれも税込)。