書店や文房具店に手帳の特設コーナーが続々と登場してきましたね。今から年末にかけて、来年の手帳を新しく購入する方も多いと思います。毎年違う手帳にチャレンジするという方もいれば、何となくずっと同じシリーズを使っているという方もいるでしょう。

手帳を選ぶときに1つの大きなポイントになるのが「手帳のレイアウト(形式)」。好みのレイアウトを選ぶのはもちろんのこと、自分の仕事や働き方に合った使いやすいレイアウトを選ぶことも重要になってきます。

今回は「マンスリー」「週間レフト」「週間バーチカル」「デイリー(1日1ページ)」の4つのオーソドックスなレイアウトの特徴と、そのレイアウトがどんな人におすすめなのかをイラストとともにご紹介します!

「マンスリー」タイプなら予定が見渡せて便利!

見開きに1カ月のカレンダーが印刷されたタイプ。家にある壁掛けカレンダーがノートになったイメージですね。

マンスリー

1カ月の予定を全体的に見渡して把握したい方や、毎日それほど多くの予定を書き込まないという方にぴったりの形式。また、手帳自体が薄く軽くなるので、荷物を極力減らしたい方、重い手帳は持ち運びたくないという方にもおすすめです。

メモスペースたっぷり!「週間レフト」

見開きの左ページに1週間分の記入欄があり、右ページがフリースペースになっているレイアウト。横軸に時間軸が記入されているものもあります。

「週間レフト」

このレイアウトは1週間の予定を把握し、なおかつ自由に書けるメモスペースをたっぷりとりたい方におすすめ。右側にはタスクを書き出すもよし、日々の記録や日記を書くもよし。自由度が高いレイアウトなので、工夫次第で様々な用途に使えます。

時間をきっちり管理したいなら「週間バーチカル」

見開きの横軸に1週間分の日付、縦軸に1日の時間軸が印刷されたタイプ。時間軸の目盛りは1時間のものや30分のものがあります。時間軸の長さも朝8時~夜11時までといった主な活動時間のみのものや、24時間のものなど様々。

「週間バーチカル」

1日の予定を時間ごとに細かく管理したい方、睡眠時間などを記録したい方にぴったりの形式です。仕事で時間刻みのアポイントがたくさん入る方などはこの形式がいいでしょう。また、Googleカレンダーなどといったウェブ上で共有して管理するタイプのカレンダーも、時間が縦軸のバーチカル式がほとんど。仕事の都合上そちらと併用するのであれば、バーチカルがおすすめです。

どの時間に自分が何をしていたかを把握できるので、後から見返して時間の使い方を振り返りたい方にもぴったりの形式です。

とにかく書きたいことがたくさんある人は「デイリー」を

その名の通り、1ページに1日分のスペースが割り当てられた形式。見開きだと2日分になります。

「デイリー」

1日の記入スペースが広いので、スケジュール管理のほかライフログを残すのに特に適しています。イラストを書いたり、日記を書いたり、写真やチケットを貼り付けたりしてもいいですね。1日1ページのスペースがあるので、使い方は無限大。毎日書きたいことがたくさんある方におすすめです。

終わりに

いかがでしょうか。基本のレイアウトを知っているだけで、手帳売り場を見るのがより楽しくなるはずです。

自分はどのように手帳を使いたいのか、仕事ではどんなスケジュール管理をするか、などによって選び方は変わります。以前にご紹介した「手帳選びで失敗しないための7つのポイント」と合わせて、ぴったりのレイアウトの手帳を探してみてください!


まき(福島槙子)
文房具の魅力を発信するウェブマガジン「毎日、文房具。」副編集長。文具プランナーとして文房具の情報を発信しています。その人その人にぴったりの文房具を見つけるお手伝いや、日々の生活に役立つ文房具、主婦目線での文房具の使い方をご提案。レディのための文具ユニット「文具lady.」としても活動中。