パクチーやハムなどをフランスパンにはさんだベトナムのサンドイッチ「バインミー」。同メニューを販売する「Viet Banh Mi Court AOYAMA」が9月17日、東京都・北青山にオープンした。
「バインミー」が味わえる国内でも数少ない同店に、開店に先駆けて行ってきた。
「バインミー」って何?
「バインミー」とは、切り込みを入れたフランスパンにパクチーやレバーペーストなどのパテ、それに甘酢漬けの野菜などを挟んだベトナムのサンドイッチ。かつてベトナムを統治していたフランス文化の影響を強く受け誕生したといわれていて、いまでは国民のファストフードとして根付いているという。
同店では「バインミー」を日本人好みにアレンジして提供。5種類の定番メニューに加えて、その月の限定サンドイッチも用意している。
肉のうまみが"ギュッと"つまった自家製パテがたまらない
このうち「オリジナルレバーパテ&ハム」は、自家製の具材を使ったメニュー。ジューシーなレバーパテ、それに薫製の香りただようグリーンペッパー入りのロースハムは、いずれも店舗内で手作りされている。一口ほおばると、ダブルの肉のうまみが口の中に広がるぜいたくな一品だ。
ボリューム満点なメニューでありながら、女性でも食べやすい味わいに仕上がっているのは野菜もたっぷり入っているから。お酢を少し強めにきかせた大根とにんじんの「なます」が後味をさっぱりと整えてくれる。
また同店では一般的な「バインミー」とは異なり、マーガリンやバターを一切使用していない。その代わりパンに塗るためのソースにこだわっているという。
「スパイシーグリルチキン&トマト」には、自家製のトマトソースを使用。スパイスをきかせてグリルしたチキンと、フレッシュなトマトソースの相性は抜群で、食欲をそそる味わいに仕上がっている。ほかにも「ビーフ&レモングラス」や「アボガド&シュリンプ」、それに「フレッシュベジタブルミックス」など、全メニューで魅力的な具材の組み合わせが光る。
パクチーを追加せよ!
そして「バインミー」の魅力として忘れてはならないのが「パクチー」だ。いずれのメニューにも、今にもパンからこぼれ出そうな量のパクチーが盛り込まれている。さらに50円を追加すれば増量も可能とのこと。パクチー好きにはたまらないサービスだ。
2種類のメニューを半分ずつ楽しめる「ハーフ&ハーフ」(700円)や「ハーフサイズ」(400円)も用意されている。テイクアウトも、その場で食べることも可能(スタンディングのイートインスペース有り)。「バインミー」はいずれも670円でコーヒーや紅茶のドリンクセットは870円となっている。
営業時間は11時~19時で年中無休となっている。
同店によれば、「バインミー」はロンドンやオーストラリア、それにハワイなどでは親しまれているが、国内で食べられるところはまだ少ないとのこと。一度食べればやみつきになるベトナムの味を、ぜひ一度試してみてほしい。
※価格はすべて税込