女優の森川葵が、10月10日スタートのフジテレビ系ドラマ『テディ・ゴー!』(毎週土曜23:40~24:05)で、連続ドラマ初主演を務めることが17日、明らかになった。
同作は、作家・加藤実秋の「アー・ユー・テディ?」が原作。精神的にボロボロになったフリーター・山瀬和子(森川)が、一目ぼれして買ったクマの編みぐるみが突然をしゃべりだし、この持ち主の両親が殺された事件の真相究明に乗り出すという、コメディー作品だ。
森川は、この枠で4月から放送された『She』に出演しており、それから半年で主演に抜てき。「台本を読んで、本当にこれを映像でできるのかなと正直思いましたが(笑)」と困惑気味だったが、「良いテンポ感で演じられるように頑張りたいです」と意気込む。
一方、クマの編みぐるみ役を演じるのは、哀川翔。しゃべるのは、事件を追っていた刑事・天野康雄の魂が宿っているためで、和子と言い争いをしながらも、相棒として事件の究明に協力しあう。しゃべるクマという設定のため、誰でも分かる声のインパクトと、人間の体が映ったときのギャップがポイントだったといい、フジテレビの高田雄貴プロデューサーは「哀川翔さん以外考えられませんでした」と明かす。
このオファーを受け「俺がクマか~、クマいいな~」と喜んだという哀川は「この作品はちゃかしているようですごく真面目な部分もあるので、バカバカしいことに真面目に取り組んでいけば、面白いものができるんじゃないかと思います」と手応えを見すえた。
原作の加藤氏も、当初は「この設定をどう実写に?」と不安に思っていたというが、森川を「イメージにぴったり」と太鼓判。哀川についても「脚本を読むと、康雄のセリフが全部哀川さんの声に変換されるほどのハマりぶりです」と語り、「映像ならではのアイデアや魅力をこれでもか!と詰め込んだ、すごいドラマになると思います」と期待を示している。
また、康雄の部下であるイケメン刑事・冬野唯志役で、平岡祐太が出演するほか、松尾諭、小柳友、六角慎司、峯村リエといったキャスト陣が脇を固める。