日立産業制御ソリューションズとムトーエンジニアリングは16日、3Dプリンタ導入・活用時に必要な専門知識を含むサポートを一貫して提供するサービスを、10月1日に販売開始すると発表した。価格はオープン。
導入・活用時に専門知識が必要な3Dプリンタだが、両社では「買ってすぐに使える」をコンセプトに、各種サポートを一貫して提供。具体的には、3Dプリンタ導入時セットアップ、保守、3Dモデリング、3Dモデルの解析、3D設計者教育などを提供し、対象は少ロットの多品種部品メーカーや、治具内装メーカーなど。年間1億円の販売を目指す。
今回提供されるサービスでは、「3Dプリンタシステム」、「3Dモデリングサービス」、「3Dモデルの解析サービス」、「教育サービス」の4種類が提供される。
「3Dプリンタシステム」は、3Dプリンタと出力用ワークステーションなどを導入後、使える状態にセットアップするもの。対象機器は、ムトーエンジニアリング製の「MF-2200」と「MF-1100」、3DSystems製の「Project 3510」シリーズと「Project 5500X」シリーズ」。
「3Dモデリングサービス」は、ユーザーが作成した二次元図面から3Dモデルデータを作成する。「3Dモデルの解析サービス」は、制作した3Dモデルの強度解析、熱流体解析、射出成形解析など、3Dモデルについてのコンサルティングを専門スタッフが行なう。「教育サービス」は、基本的な3Dの設計と3Dモデルの静的解析まで含めた3D設計者教育を行なう。