ハースト婦人画報社はこのほど、「意識・消費行動調査」の結果を発表した。調査は7月4日~5日、都市圏在住で年収400万円以上の25~49歳の有職男性600名と、同社発行誌の購読会員女性302名を対象行われた。
働く男性は「仕事ができる男」に見られたい
調査ではまず、男性600名に対し「あなたは周囲から、どのような男性に見られていると思いますか?」と尋ねたところ、「真面目に取り込んでいる(45.5%)」「聞き上手(31.0%)」「清潔感のある服装をしている(29.7%)」が上位となった。
一方、「あなたは周囲から、どのような男性に見られたいと思いますか?」という質問では、「仕事ができる(45.0%)」「頼りがいのある(43.8%)」「清潔感のある服装をしている(42.2%)」が上位に並んだ。働く男性にとって、仕事ができることは好印象に直結する要素であり、「仕事ができる」と周囲から思われたい一方、周囲からは「真面目に取り組んでいる」と見られていると自己評価していることがわかった。
既婚男性は、妻よりも知人女性からの印象が大事
次に、働く男性が、周囲の人たちからの印象をどの程度気にしているのか調査した結果、最も気にしているTOP3は、未婚男性では「彼女(66.1%)」「知人・友人女性(64.2%)」「職場の部下・後輩女性(63.3%)」だった。一方、既婚男性では「友人・知人女性(67.5%)」「妻(65.4%)」「取引先女性(60.2%)」が上位に並ぶ結果に。男性全体では、「友人・知人女性」の印象が一番気になるということがわかった。
また、上位となった周囲の人たちにどのような男性に見られたいのか聞いたところ、友人や知人女性からは「清潔で、親しみがあって聞き上手」、職場の女性からは「清潔で、仕事ができる、頼れる、真面目」な男性に見られたいと考えていることがわかった。
好きな男性のタイプは「できる・知的・好印象」
次に、女性302名を対象に「好きな男性のタイプ」を質問したところ、1位「仕事のできる男性(64.2%)」、2位「知的な男性(58.6%)」、3位「好印象な男性(55.0%)」となった。また、夫や恋人といった親しい男性に「好印象な男性」になってほしいか尋ねた結果、87.8%もの女性が「なってほしい」と回答した。
上司は仕事ができる頼れる人、後輩は真面目で親しみがある人
最後に、男性600名を対象に、「尊敬する上司」「苦手な上司」「かわいい後輩」「関わりたくない後輩」をそれぞれ1人ずつ思い出してもらい、その人の印象についてあてはまるものを選んでもらった。
その結果、「尊敬する上司」は「仕事ができる」「頼りがいがある」「リーダーとして率先して動いている」と印象だったのに対し、「苦手な上司」では「気性が激しい」「仕事が出来ない」「嫌味や主張が強い」印象が上位となった。
また、「可愛い後輩」の印象は「真面目」「親しみがある」「可愛がられ上手」が上位に。対して「関わりたくない後輩」は「真面目に取り込んでいない」「仕事が出来ない」「品が悪い」という印象が上位に並んだ。
アンケートの結果を受けて、同社発行の男性ファッション誌「メンズクラブ」では、カッコいいけどカッコよすぎず、きちんと笑いも取れるような好印象な男性を「2.5枚目のオトコ」として打ち出し、同誌11月号(9月24日発売)にて特集で掲載するとのこと。