エアバスは現地時間の9月14日、東欧・中欧でサービスを展開するローコストキャリアのウィズ・エアがA321neoを110機確定発注したことを発表した。今回の発注契約はパリ航空ショーで締結した覚書に基づくもので、A321neoに対する最大の発注数となる。
現在、ウィズ・エアは63機のエアバス機を東欧・中欧の22カ所の拠点から380路線で運航している。発注されたA321neoには客室スペースを有効活用するエアバスの「Cabin Flex」仕様も含まれ、快適な座席幅18インチを確保しながら239席を装備する。
新型エンジンを搭載するA320neoファミリーは大型のウイングチップであるシャークレットを装備。合わせて燃費を15%削減、さらに2020年までには客室やエンジン技術の改良によって20%の燃費削減を見込んでいる。
A320neoファミリーは100席から240席装備のサイズの異なる機種(A319neo、A320neo、A321neo)でひとつのファミリーを構成し、需要の高い国内路線から長距離路線まで幅広い単通路型市場に対応する。A320ceo、A320neoファミリーはこれまでに1万2,200機以上の受注を獲得し、300社以上の顧客に6,700機以上が引き渡されている。