トヨタ自動車は15日、コンパクトクロスオーバー「TOYOTA C-HR Concept」の5ドア仕様をフランクフルトモーターショーに出展したと発表した。
同車はトヨタが提案する新世代のコンパクトクロスオーバー。昨年9月にも同名のコンセプトカーが発表されており、今回はより市販化に近づけたデザインスタディとして、外板色を変更(ブラックルーフ化も含む)するとともに5ドア仕様とした。
外観はダイヤモンドをモチーフに、軽快さと力強さが融合したスタイリングを実現。知的で明晰な印象を与える「キーンルック」、アンダーグリルを強調した「アンダープライオリティー」など、トヨタ独自のデザイン表現もさらなる進化を見せ、個性を際立たせた。トヨタが推進する「Toyota New Global Architecture(TNGA)」の取組みにより、高いボディ剛性と操縦安定性・乗り心地の向上も追求。ハイブリッドシステムのコンパクト化・軽量化などにより、さらなる低燃費化実現もめざすとしている。
フランクフルトモーターショーは9月15・16日のプレスデーの後、9月27日まで一般公開される予定。トヨタは同ショーにて、今月初披露された4代目となる新型「プリウス」も出展する。なお、「TOYOTA C-HR Concept」に関して、市販を想定したモデルを来年3月のジュネーブモーターショーで公開予定としている。