NECパーソナルコンピュータは15日、10.1型/8型Windowsタブレット「LAVIE Tab W」シリーズの2015年秋冬モデルを発表した。出荷は10月中旬予定で、価格はオープン。店頭予想価格は税別44,800円から。

TW710

TW710/CAS

TW710/CBS

「TW710」は、1,920×1,200ドット(WUXGA)解像度の10.1型液晶を搭載したWindowsタブレット。2015年秋冬モデルでは、新たにCherry Trail(開発コード名)ことAtom x7-Z8700プロセッサを採用し、グラフィック性能を強化。また、新OS「Windows 10」も搭載した。あわせてバッテリ駆動時間も従来の9.8時間から11.5時間へ伸びている。

無線LANはIEEE802.11ac対応となり、理論値で最大867Mbpsの通信が可能。USBポートも、前モデルのUSB 2.0からUSB 3.0へアップした。一方で、カメラ機能は従来のフロント約200万画素/リア約800万画素から、フロント約120万画素/リア約500万画素に変更されている。

標準添付の静電結合方式デジタイザペンは、現行品の7.4mm径から9.5mm径へ太くし、より持ちやすい形状に改善。筆圧検知も現行の1,024段階から2,048段階へ強化された。このほか、USBポートに接続できる専用ペンホルダーも新たに付属する。

本体背面

専用ペンホルダー

ラインナップは、専用キーボード付属モデル「TW710/CBS」と、タブレット単体の「TW710/CAS」の2モデル。両機種の違いはキーボードの有無のみで、スペックは同等。

主な仕様は、CPUがIntel Atom x7-Z8700(1.60GHz)、メモリが4GB、ストレージが約64GB、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)など。

通信機能はIEEE802.11a/b/g/n、Bluetooth 4.0。センサー類はGPS、加速度、地磁気、ジャイロ、照度。主なインタフェースはUSB 3.0×1、microHDMI×1、microSDカードスロット×1(SDHC/SDXC対応)など。

本体サイズはW256.5×D177×H9.1mm(本体のみ)/W256.5×D197.4×H16.95~23.95mm(キーボード装着時)、重量は約597g(本体のみ)/約1,147g(キーボード装着時)。駆動時間はWi-Fi接続時で約11.5時間。OfficeはOffice Mobile プラス Office 365が付属する。

店頭予想価格はキーボード付属のTW710/CBSが税別84,800円前後、単体のTW710/CASが税別71,800円前後。

TW708/CAS・TW508/CAS

TW708/CAS・TW508/CAS

「TW708/CAS」および「TW508/CAS」は、キーボードを省いた8型モデル。新たにWindows 10 Home 64bitを搭載したほか、音声アシスト機能「LAVIEボイス」をプリインストールする。2機種の違いはストレージ容量のみで、前者が64GB eMMC、後者が32GB eMMCとなる。出荷開始は10月中旬。

主な仕様は、CPUがIntel Atom Z3736F(1.33GHz)、メモリが2GB、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、カメラ機能がフロント約92万画素、リア約500万画素など。

通信インタフェースはIEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN、Bluetooth 4.0。本体インタフェースはmicroUSB×1(充電兼用)、MicroHDMI×1、microSDカード×1、ヘッドフォン/マイク端子×1。センサーはGPSは、加速度、地磁気、ジャイロ。

本体サイズはW126×D215×H9.9mm、重量は約370g。バッテリ駆動時間は約8時間(Wi-Fi接続時)。OfficeはOffice Mobile プラス Office 365が付属する。

店頭予想価格は64GBストレージのTW708/CASが税別49,800円前後、32GBストレージのTW508/CASが税別44,800円前後。