経済産業省は14日、2015年7月の鉱工業指数(2010年=100、季節調整値)の確報値を発表した。それによると、7月の鉱工業生産指数は前月比0.8%低下の97.5となり、2カ月ぶりに低下した。速報値の同0.6%低下から下方修正された。コーヒー・茶系飲料、化粧水などが下振れしたことが影響した。
出荷指数も下方修正
業種別にみると、電子部品・デバイス工業、輸送機械工業、情報通信機械工業などが低下し、化学工業、金属製品工業、石油・石炭製品工業などが上昇した。
出荷指数は前月比0.4%低下の96.2で、速報値の同0.3%低下から下方修正された。低下は2カ月ぶり。業種別にみると、電子部品・デバイス工業、石油・石炭製品工業、情報通信機械工業などが低下し、輸送機械工業、はん用・生産用・業務用機械工業、金属製品工業などが上昇した。
在庫指数は同0.8%低下の113.7で、速報値と同じだった。低下は2カ月ぶり。業種別にみると、輸送機械工業、鉄鋼業、非鉄金属工業などが低下し、はん用・生産用・業務用機械工業、化学工業、石油・石炭製品工業などが上昇した。
製品の需要状況を示す在庫率指数は同1.1%低下の112.2で、速報値と同じだった。低下は2カ月連続。