気象庁は9月14日、同日9時49分ごろに阿蘇山(熊本県)で噴火が発生したと発表した。
今回の発表は、同庁の「噴火速報」により発表された。「噴火速報」では、同庁が常時観測している各火山を対象に噴火の発生事実を発表している。
また、今回の噴火に伴い、同庁は火口から弾道を描いて飛散する大きな噴石を確認。噴煙は火口縁上2,000mまで上がったという。今後も同程度の噴火が発生し、弾道を描いて飛散する大きな噴石が火口から1km以上に飛散する可能性があるとのこと。
噴火の発生を受けて、同庁は同日10時10分に阿蘇山に火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)を発表した。対象市町村は、熊本県阿蘇市・高森町・南阿蘇村。 火口からおおむね2kmの範囲で、噴火に伴う大きな噴石および火砕流への警戒を促している。
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