紀陽銀行は10日、地方創生への取組みの一環として、他都道府県から和歌山県に移住・定住を希望する顧客に向けた住宅ローンの取扱いを開始した。

和歌山県が推進する移住・定住促進活動を金融商品の面から支援

このたびの住宅ローンは、和歌山県との間で締結している「県経済の活性化に向けた包括的連携協力に関する協定」(2008年)に基づいて、和歌山県が推進する移住・定住促進活動を金融商品の面から支援するものだという。

住宅ローンの金利引き下げ幅を拡大するとともに、通常、申込みに際して前提となる勤続年数を審査要件から撤廃するなど、和歌山県内への移住・定住希望者に対して広く住宅ローンを申込みできる商品になっているという。また、全本支店(108店舗)において、和歌山県の施策である「移住・定住大作戦」に関するパンフレットを設置し、相談も受け付けているという。

紀陽銀行では、今後も幅広い顧客のニーズに応えるため、商品の開発やサービスの提供につとめていくとしている。

「和歌山県 移住・定住促進住宅ローン」の商品概要

  • 融資形式:証書貸付(住宅ローン)

  • 利用できる人:県外から和歌山県へ移住予定、または移住後3年以内の人。原則、定住を目的として世帯全員で移住する(している)人。勤続、営業年数は不問、ただし、転職、新規事業を含め給与収入、営業所得により安定した収入が見込まれ、保証会社の保証が得られる人

  • 使いみち:住宅および住宅用土地の購入資金。新築住宅購入、中古住宅購入およびリフォーム資金

  • 融資利率:同行住宅ローン基準金利より最大年2.000%引き下げる。変動金利年0.675%~(保証料等別途・平9月10日現在)。金利引き下げ幅は申込み内容などより個別に決定する

  • 保証会社:阪和信用保証

  • その他:所定の事務取扱手数料および保証会社宛保証料が必要