オークローンマーケティングは9月10日、「腰痛」に関する調査結果を発表した。調査は 8月14日から3日間インターネット上で行われ、腰痛経験のある20代~60代の男女300人(男女年代、均等割付: 各30人)から回答を得た。

「腰痛が軽減した後の身体と心の変化について、すべて教えてください」

はじめに全回答者のなかで「腰痛の軽減方法を実践した」人のうち、「効果があった」もしくは「やや効果があった」と答えた123人を対象に調査を行った。

「腰痛が軽減した後の身体と心の変化」をたずねると、"身体の変化"では「寝相が良くなった」(26.8%)が最も多く、次いで「体重が減った」(25.2%)となった。腰痛を軽減することによって、4人に1人が「体重の減少」と「寝相が良くなる」という変化を感じることがわかった。

"心の変化"では「気持ちが明るく前向きになった」(64.2%)、「アクティブになった」(52.0%)が回答者の半数を超え、腰痛の軽減により心身ともに良い影響があるという結果になった。

「あなたは現在腰痛を持っていますか」

「現在の腰痛の有無」については、30代の58.3%、40代の55.0%が「現在腰痛がある」と答え、回答者の半数を超えた。一方、50代は43.3%、60代は25.0%と半数以下にとどまり、年配者よりも30代、40代の方が今現在の腰痛持ち率が高いことがわかった。

「今の腰痛の状態を教えてください」

また「普段の運動の頻度」を聞くと、全回答者(300人)のうち「月1回以上運動をしている」人は50.3%、「普段運動をしていない」人は49.7%になった。

その上で、運動の頻度別に腰痛の状態を比較してみた。すると、「月1回以上運動をしている」人は「軽減した」もしくは「やや軽減した」と答えた人があわせて65.6%にのぼった。一方で、「普段運動をしていない」人は「軽減した」と「やや軽減した」をあわせて57.7%となった。この結果により、運動をしないよりも運動をしている方が腰痛が軽減していることが明らかになった。

同社は「腰痛軽減による体重の減少は『腰痛軽減』『気持ちの変化』『運動』の3要素の好循環により体感された身体の変化なのではないか」と分析している。