JR東日本・JR西日本は、新幹線車内に搭載している防犯カメラの一部を常時録画に切り替えると発表した。2016年春より順次使用開始する予定だという。
対象となるのは、JR東日本E5系・E6系・E7系計694両とJR西日本のW7系132両。これらの車両はデッキ部分と客室内に防犯カメラを設置しており、デッキ部分のカメラは従来より常時録画していたが、客室内カメラは非常通報ボタン(SOSボタン)が押されたときに録画を開始する方式だった。2016年春以降、さらなるセキュリティー強化を目的に、客室内のカメラも常時録画方式に切り替える。
あわせて客室内にカメラを設置していなかったJR東日本のE2系・E3系にも防犯カメラを導入し、常時録画を開始するという。客室内カメラで撮影した映像について、両社は「厳正に取り扱います」と理解を求めている。