お笑いコンビ・とんねるずの石橋貴明(53)が、10日に放送されたフジテレビ系バラエティ番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』(毎週木曜21:00~/10日は21:45~)で、元モーニング娘。でタレント・矢口真里(32)にアドバイスした。

とんねるずの石橋貴明

芸能人の悩み相談を受けるコーナー「石橋温泉」に出演した矢口。不倫騒動の末に2013年5月に離婚し、芸能界を一時離れながらも昨年10月には復帰を果たしたが、批判の声がいまだに後を絶たないという。自身の発言による炎上は日常茶飯事で、「私は何をすればこの状態から抜け出せるのか…」という深刻な悩みを石橋に持ちかけた。

これに対して石橋は、「自分でまいた種だから自分で刈るしかない」としつつ、「払拭するのはたぶん、何十年単位じゃ無理」と断言。「"忘れてもらう権利"みたいなものが一切なくなった」「常にどこかに記事や話がずっと残ってしまう。それが永久に消えることは無理かもしれない」とネット社会の現実を突きつけた上で、「それを気にしていたら生きていけなくなる」「復帰したところで『もう自分の中で考えない』ということ以外、方法論がない」と諭した。

さらに、「100人の内、1人ぐらいは『矢口がんばれ』と言っているヤツもいると思う」「その1人のためにやっていくしかないのでは」とアンチよりもファンの存在を意識することを勧め、「あらゆるバッシングは当然のように起こると分かっていながら、自分でやろうと決めた。その時点で話は終わっていると思う」と核心をついた。

また、「『矢口は我慢できねぇ下半身がある』という風にみなさん思ってるわけよ」と世間のイメージを伝えると、矢口はそのように思われていることを認めた上で、「ただ…狙った獲物は逃さないですよ!」と告白。石橋が「すっごい肉食だね」と関心を示すと、矢口は「大好きになるとゼロか100。その人しか見えなくなっちゃう」と説明し、今後は仕事に集中するために「10年ぐらい絶食でいきます!」「男性とのスキャンダルは絶対ないように誓います!」と脱・肉食を宣言した。

この発言で収録現場は盛り上がったが、石橋は「そんなにかたくなになる必要もない」と冷静に制止し、「敵がいないヤツは味方もいないわけで」「十分償いはしたと思う」と優しい言葉をかける。「(公約を)本当に10年やったところで何も変わらない。誓いなんか立てずに伸び伸びと自分がやりたいことをやっていくということ以外、方法がない気がする」「時間はどれぐらいかかるか分からない。でもまた積み上げて行くしかないよね」と説き、最後は「叩きゃ、ホコリの出るヤツはいっぱいいる。俺なんか叩かれちゃったらホコリだらけよ!」と自虐ネタで笑いを誘って締めくくった。