KIホールディングスは9月9日、JALとの間における航空機用座席の納入遅延に関する問題等に関して、9日付で和解契約を締結し、9億3,400万円を支払うことで和解したことを発表した。

KIホールディングスはJALから同社向け航空機用座席の納入に遅延が発生した問題等に関して生じた損害の賠償を求められており、JALとの解決に向け協議を行った末、和解契約を締結した。これは、同件が長期化した場合のコストの増大および人的資源の負担等を総合的に考慮した上で、JALと同和解契約を締結することが同社にとって最善と判断したことによる。

和解契約の概要として、同件の解決のために9月30日付けで9億3,400万円を支払うこと、同社とJALとの間には同件に関して和解契約に定めるもののほか相互に何らの債権債務のないことを確認すること、としている。

この9億3,400万円の支払いに伴い、すでに計上済みの損害賠償引当金の一部等との差額9億2,400万円を9月期第4四半期の特別損失として計上する予定となっている。今期の業績に与える影響は現在精査中とし、業績予想の修正が必要と判断される場合には速やかに発表するとしている。