インテリジェンスは10日、転職サイト「meeta」で実施した住まいと働き方に関する調査結果を発表した。それによると、東京と地方では住まいにかかる費用に大きな差があることがわかった。

持ち家の平均購入価格、30代後半で2,207万円の差

東京と地方に住む人の家賃(ひと月)を比べたところ、東京より地方のほうが低く、その差は「ワンルーム」で7,400円、「1K・1DK・1LDK」で4万円、「2DK・2LDK」で4万4,400円となった。

家賃比較

持ち家の平均購入価格も地方が低く、差額は20代で1,856万円、30代前半で1,700万円、30代後半で2,207万円。この金額から、30歳で住宅を購入した場合のローン支払い額を「meeta」が独自にシミュレーションしたところ(金利2.3%の全期間固定で計算)、東京が15万9,000円、地方が10万円となった。

次に住宅購入時の平均年収と上記のローン金額を比較し、手元に残るお金を試算すると、東京で家を購入し、年間住宅ローンを払った後の金額は185万円(内訳:年収375万円 - 年間ローン190万8,000円(15万9,000円×12カ月))。

一方、地方で家を購入し、年間住宅ローンを払った後の金額は236万円(内訳:年収356万円 - 年間ローン120万円(10万3,000円×12カ月))となり、毎月の住宅ローンを支払った上で手元に残る金額は地方のほうが年間51万円も多かった。

持ち家購入価格と年収比較

調査期間は2015年8月14~15日、有効回答は20~40台の有職者1,000人。