ゆこゆこは9月9日、敬老の日を前に「年齢意識」に関する調査結果を発表した。調査は7月31日~8月9日、同社運営の宿泊予約サイト「ゆこゆこネット」の50代以上のメールマガジン会員2,458人を対象にインターネットで行われた。
「敬老の日」を祝われるのはフクザツ!?
「敬老の日に『おめでとう』と言われるとどういう気持ちになるか」について、孫の有無別に回答をみると、「うれしい」と回答したのは孫がいる人では全体の16.1%、いない人では全体の6.5%と、孫の有無によって約10ポイントの差があった。しかし、孫のいる人では「うれしくない」が43.2%と「うれしい」を上回っており、その複雑な心境がうかがえる。
年代別にみると、孫の有無に関わらず高年齢になるにつれて「うれしい」の割合が増えているが、「うれしくない」の方が20ポイント以上上回っており、いくつになっても"老人扱い"をされたくないというシニアの本音がうかがえた。
「70歳から老人だと思う」が多数
「何歳からが老人だと思うか」について聞いたところ、全体でもっとも多かったのは「70歳から」の62.5%だった。年代別では、高年齢になるにつれて老人と自覚する年齢も高くなっており、70歳以上の42.6%が「80歳以上」(「80歳から」39.2%、「90歳から」2.4%、「100歳以上」1.0%の合計)が老人だと思うと回答している。
「年齢を重ねた人の呼び方で、呼ばれてもいいと感じるもの」について聞いたところ、全体でもっとも多かったのは「シニア」の71.2%だった。
言われて最もうれしい言葉は「若々しい」
「周囲から言われてうれしい言葉」について聞いたところ、全体でもっとも多かったのは「若々しい」の50.9%で、男女ともに多く見られた。性別・年代ともにもっとも差が出たのは「いつまでもきれい/かっこいい」で、男性よりも女性、また、年齢が若いほど、見た目を褒められるのがうれしいということがわかった。また、男性が唯一女性よりも高かったのが「経験豊かで知識が豊富」の37.5%だった。
「心(気持ち)は実年齢と比べてどのくらいだと思うか」について聞いたところ、「実年齢より若い」と回答したのは、全体の80.1%だった。
「実年齢より若い」と回答した人に理由を聞くと、「心身共に元気でバリバリ仕事をしている。あと15年は現役でがんばる(60代男性)」「子育ても終わり、これから青春時代に戻って楽しもうと思っている(60代女性)」「まだまだやりたいこと、行きたいところがたくさん(60代女性)」「物事に関する興味は現役時代とさほど変わっていない(70代以上男性)」などが挙がった。
「見た目は実年齢と比べてどのくらいだと思うか」について聞いたところ、「実年齢より若い」と回答したのは、全体の69.2%だった。男女別にみると、男性67.8%、女性73.7%、年代別では、50代67.3%、60代68.0%、70代以上75.5%と、女性や高年齢者ほど「見た目年齢」が若いと自覚しているようだ。
「実年齢より若い」と回答した人に理由を聞くと、「化粧、服装に気をつけている(60代女性)」「姿勢がよく動作が機敏(60代女性)」「髪の毛が多く、白髪が少ない(70代以上男性)」「食事内容と毎朝のトレーニングに気を使っている(70代以上男性)」などが挙がった。
年齢を重ねてよかったことは?
「年齢を重ねてよかったと思うこと」について聞いたところ、全体でもっとも多かったのは、「気持ちにゆとりができた」の50.3%。男女別にみると、ほとんどの選択肢で男性よりも女性のポイントの方が高く、女性の方が年齢を重ねることをよりポジティブに捉えていることがうかがえる。
「今後、若い世代の友人が欲しいか」について聞いたところ、全体の49.1%が「欲しい」と回答。「どの年代の友人が欲しいか」と聞いたところ、年代別でみると、それぞれ自身より10歳~20歳程若い友人を欲しがっていることがわかった。