東京都交通局はこのほど、都電荒川線に新型車両8900形2両を導入すると発表した。営業運転開始は9月18日を予定している。
新型車両8900形は直線を基調とした外観デザインで、安全性の向上を目的に運転台脇の視界を広く確保。車内出入口付近の通路幅を拡大し、車内でスムーズに移動できるようにした。縦手すりの設置や出入口付近の吊り手・降車押しボタン増設など、乗客の安全や利便性を向上させる配慮も。シートの図柄には都電荒川線マスコットキャラクター「とあらん」を採用した。
車内には交通局や東京都の事業PR・告知などを表示する2画面の液晶画面モニターを設置。LED式車内照明やエネルギー効率の良いVVVF制御装置の採用により、環境面にも配慮したという。今回導入する2両の車体カラーリングはオレンジ色で、2016年度までにブルー、ローズレッド、イエローの車両を各2両ずつ増備する予定としている。